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育てにくい子と、良い関係を築く方法

Yahoo!知恵袋で見つけたお悩みについて
考えてみます。

読みやすいように、少し手を加えています。

(出典はこちら


娘と性格が合わない

13歳の娘と性格が合いません。

習字教室を続けると言ったのに、
おけいこ日になると
「やりたくない」と言い、
行っても寝てたりする。

ユニバに行きたいというので
連れていったら、
「つまんない」「帰りたい」と座り込む
(簡単に行ける距離ではない)。

服が裏返しだよと注意すると
カンに触ったのか
「ママの服ダサい、やばい人みたい、
キモイ」と言う。

助言や注意を「批判された」と
思うのか、反抗?してくる。

私がヨガやピラティスを
やっていると、バカにしてくる。

「健康のためにしているんだよー、
体痛いからストレッチだよー」

と言っても、毎回バカにしてくるので
イライラする。

妹に「まじブス、キモイ」「服ださ」
「息くさ」などと執拗に言い、

妹が怒ると喜んでさらに
「怒った顔やば」
とスマホで写真を撮って煽る等
していて、気分が悪いし、
下の子が可愛そう。

こんな感じで、
性格が合わないというより、
性格が異常でフォローしきれません。

こんな発言とは裏腹に、打たれ弱く、
中学生の同級生にネット上で
嫌がらせを受けて泣いていたり、
不登校になったりしています。

先生に
「ニキビヤバ、顔洗ってないでしょ」
「絶対一生結婚できない」
などと発言したこともあり、

先生からも邪険にされていて、
虐められてる!と
被害者顔していました。

でも私からすると
「その性格では嫌がらせされたり、
悪口言われたりしても仕方ない」
と思い、
全く味方する気が起きません。

旦那から見ても
「意地悪の化身みたいな性格」
らしいです。

しっかりと向き合い、
ここは直さないとだめだよ、
こう言ったら相手が傷つくよ、
将来困るよ等、真剣に話しても、

「でも、だって」と言い訳しか言わず、
話になりません。

最後は
「はいはい!わかったってば!
ごめんなさい!」
の吐き捨てるような謝罪で
締めくくり、
翌日には同じことを繰り返します。

育てにくい子だとは
思っていましたが、
まさか中学生になっても
ここまで意思疎通が上手くできない
とは思いませんでした。

今日はさすに怒りが爆発して、
本人に

「そういうところが本当に苦手、
旅行もう一緒に行けない、
関わらないでほしい。
話しかけないでほしい。
昔から性格合わない、
育てにくい子どもだと
思っていたけどもう無理だ」

と、おとなげなく伝えてしまいました。

言った後に後悔しました。
どうしたらいいのか分かりません。
もう親子として過ごすのが無理です。

本当に育てにくく、
一緒にいるのが辛いです。

私はどうしたらいいのでしょうか。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11272301196

思春期の娘さんと性格があわない、
フォローできないとのこと。

具体的なやりとりを拝読して、
親御さんも娘さんも、
相当お疲れだろうな、
と感じています。

子育てしにくいと感じるのは、
それだけ真剣に娘さんに
向き合おうとしているからです。

それだけ一生懸命、
子育てしようとしている
ということです。

だからまずは
そうやって頑張っている自分を
労ってください。

その上で、投稿文から見えた
関係改善のヒントを
書いてみますので、
ぜひお試しください。

子どもに話すのではなく、どれくらい子どもの話を聴いているか

大事なのは、
親が子どもに「言って聞かせる」より、
まずは親が「聴く」ことです。

子どもと向き合うとき、
どれくらい黙って(相づちを打って)
話を聴いているでしょうか。

しっかりと向き合い、
ここは直さないとだめだよ、
こう言ったら相手が傷つくよ
将来困るよ等、
真剣に話しても、
「でも、だって」と
言い訳しか言わず、
話になりません。

と書かれていますので、
子どもが話すより、
親が言い聞かせているほうが多い
のではないかと想像します。

気持ちは行動に表れるものです。

娘さんの発言や行動は、
きっと心の奥にある
負の気持ちから出ているのでしょう。

娘さんは、あなたの
「育てにくい子」という気持ちを、
日ごろのやり取りから
なんとなく感じていて
「わたしは親によく思われていない」
という思いがあるのかもしれません。

それに加え、お父さんも、
口に出さないまでも
「意地悪の化身みたいな性格」
と思っておられるようですので、
娘さんにしたら、家には(も)
だれも味方になってくれる人が
いない、となります。

妹への意地悪な言動も、
もしかしたら
「妹ばかりかわいがられている、
ずるい」
という羨ましさと悲しさから
来ているのかもしれません。

きちんと話を「聴く」ことで、
娘さんの深い気持ちに
気づいてあげられたらいいな
と思います。

謝ることも大事

関わらないでほしい。
話しかけないで欲しい。
昔から性格合わない、
育てにくい子供だと
思っていたけど
もう無理だ

との言葉、言ってしまって
後悔なさっているのですね。

後悔しているなら、
きちんと謝りましょう。

親とて人間です、失敗もします。

失敗して子どもを傷つけたと
思うなら、
ちゃんと関係修復のための行動を
しましょう。

子どもに対してきちんと謝ること
ができれば、
それは子どもにとっても
良い手本になるはずです。

とはいえ
「今まで子どもからの言葉や態度で、
わたしだって傷ついている!」
というお気持ちも
あるかもしれません。

それについては、
自分で自分をたくさん
労ってあげてください。

自分で自分をほめて、慰めて、
好きなことをやってください。

それでも気持ちが上がらなければ、
聞き上手な人に
話を聴いてもらいましょう。

また、次に親子のやりとりで
娘さんが辛辣な言葉を親に
放ってきたら、

(売り言葉に買い言葉を
避けるために)
いっしゅん立ち止まり、

「そういう風に言われると、
お母さんは~と感じて、
悲しい・寂しい・腹が立つ」

などと、自分の気持ちを表す表現で
伝えるようにしてください。
(このように言えば、子どもを責める
やり取りが減るはずです)

聴くことに意識を向ける

さて、前述の「子どもの話を聴く」
ことは、意外と難しいです。

傾聴という言葉をご存知でしょうか。

頭も心も(もちろん身体も)
子どもに向けて、
じっくり話を聞くことです。

聞くときに特別な知識やスキルが
いるの?と思う方は、ぜひ

「自己肯定感をはぐくむ子育て」

の動画をご覧ください。

「傾聴」は、
子どもとの良い関係を築く
(築き直す)ためには
絶対必要なスキルです

(慣れれば楽にできるように
なります)。

心の通う親子関係は、一朝一夕に
築けるものではありません。

日ごろのやり取りが
じわじわと影響します。

まちがいなく幸せな親子関係を
築いていきたい方に、こ
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(全3回)。

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