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nobu
2024年10月9日 14:41
もっとのんびりしたいけど、できることなら今日中にアルメニアに入っておきたい。ジョージアを出る前にワインも買わないと。「昨日会ったおばあちゃんのスケッチをとっても見たかった。なんなら一緒にスケッチさせてもらいたかったな、きっとその方が素敵な1日になっただろうな。88歳で日本からこんな遠くまで来たんだもの。できあがった絵をどこにかざるのかな」と、とっても後ろ髪をひかれながらウシュグリ10時発、メスティ
2024年10月9日 14:35
朝起きて、顔を洗って、歯を磨いて、トイレにいって、村上春樹のスプートニクの恋人とカメラだけもって宿を出る。犬たちが「ナンカチョーダイ」「ナンカチョーダイ」「ナンカチョーダイ」と寄ってきては、何かしてやる前からしっぽをふったり、お腹を見せたり甘えてくる。朝日を背に重たい庭先の扉をあけようとしているおじいちゃんやおばあちゃんに「おはよう」と声をかけながら小道を進み、教会の脇を抜け、牛や馬や羊が放牧
2024年10月6日 06:24
朝7時に寒さで目が覚める。スッポンポンで自前の寝袋に入り、その上から厚手の毛布を2枚かけて寝たのだが、寒くてしょうがない。スッポンポンだからか。起きて、服を着て、広くとられた外廊下に出てみる。本日も快晴なり。日に当たると暖かい。綺麗な景色のせいなのか、澄んだ空気のせいなのか、いつも見ている朝日よりさらに鮮度が高い気がする。増築中の隣りの家の屋根に大工さんが2人登り、そんな朝日に浸りながらカンカ
2024年10月6日 06:22
朝起きるとゲストハウスの窓から3日分の日差しが差し込んでいた。昨日までモノクロだった世界が一気に4Kのテレビになったようで、遙か遠くの木々や岩肌を鮮明にうつしだし、手を伸ばしてみたくもなる。庭にはアコーディオンカーテンのように干されたカラフルなシーツが温かな日差しを浴びている。朝食をとって9時30分に出発。次のイプラリという村を目指す。見上げれば雪に覆われた3000mを超える山々が、雲一つ
2024年10月4日 07:05
10月3日。雨時々曇り。ツビルミを朝10時30分に出発する。7時間かけてアディシという村に到着。道を間違えて1時間はロスをしたから、本当なら6時間くらいで到着できると思う。コーカサス山脈の一山を超えて来た。一番高いところは標高3000m。そこにはテトヌルディスキー場というスキー場があった。まだ雪は積もっておらずリフトや休憩所も廃墟のようであったが、冬場はスキーの世界大会も行われたりするのだそ
2024年10月4日 06:57
10月2日、今日も雨。メスティアからコーカサス山脈の一番奥にあるというウシュグリ村を目指す。70キロの距離を乗り合いバスを使えば2時間半でいけるというが、4日かければ歩いてもいけるというから歩いていくことにする。10キロのリュックを背負い、5キロのリュックを前に抱え、頭から雨避けのポンチョ羽織り、雨のなかをスタスタあるく。視界は霧でまったく晴れないが、6時間ほど歩いて16時、最初の村であるts
2024年10月3日 04:39
朝、8時20分トビリシの駅から電車でスグディディという街へゆく。14時半に到着。駅前に停まっていた乗り合いバスに乗り、メスティアを目指す。メスティアはコーカサス山脈の標高1500mにある2000人ほどの町で、ジョージア人とは言葉も文化も異なるスヴァン人が住み、独自の文化を守っているのだそう。くねくね道を4時間登り、18時半にようやく到着した。山の斜面に作られた小さな町で、1000年前に建てられ
2024年10月2日 20:21
6時30分に朝起きて、乗り合いバスで1時間ほどのムツヘタという街にいく。スヴェティツホヴェリ大聖堂とサムタヴォ教会、ジヴァリ教会の世界遺産の教会。ちょうど12時に到着すると教会の鐘がカランカランと鳴り響き、鳥たちが高く立派なドーム屋根から雲一つない空へ飛び立っていった。暑くもなく寒くもない気候。ここも観光客でいっぱい。スヴェティツホヴェリ大聖堂は、ムツヘタの町のなかに鎮座ましましており、城壁の
2024年10月2日 13:39
羽田空港を21時55分発の飛行機、トルコを経由して、ジョージアへ向かう。第三ターミナルの吉野家で、牛丼のあたまの大盛りに紅ショウガを肉と同じ分だけかけて食べる。つゆだくにし忘れたことを後悔しつつ、混ざり合う牛丼を見ながら耳を開けると、「すいません忙しいところ。子どもようのカレーの持ち帰りはできますでしょうか?」「はい。可能でございます。子ども用のカレーの持ち帰り一点でよろしかったでしょうか