桜田
あたたかい日常
短編小説や空想ごとなど
ユキちゃんの数奇な半生のお話です。
5年ぶりとかになるのだろうか。閉鎖病棟に入院した。している。今日でちょうど入院して1週間。前回はなんでやねんと思いながら入院して不満しかない生活だったけど、今回はまあそうだよねーだし、いろんな物事を見直して整理するチャンスだとも思っている。 まさか2度目の入院があるなんて思っていなかったし情けない気持ちもあるけれど、してしまったものは仕方がない。 とはいえ初日は観察期間ということで独房みたいな部屋に入れられ、血痕のついた拘束バンド付きのベッドの真横になんの仕切りもないトイレ
半年で20キロ太った。なんか体重増えてるけど何が原因だ、と探っている間に20キロまでいっていた。原因は飲んでいる精神薬の中のたった一粒だった。太る薬は出さないでくださいと医者には頼んであるのだけれど、副作用の体重増加人口が5%の薬の、その5%に入ってしまったらしい。 衝撃だったのは、ジムで毎日筋トレしようが毎日1万歩以上歩こうが体重増加が止まらなかったことだ。努力が報われないどころか全然マイナスに進んでいくので正直かなりしんどかった。 そして自分がいかに普段異性からの視線を
考えてみると最近の私はどうせ私はこんなんです〜だのどうせ彼氏は分かってくれません〜だの卑屈中の卑屈だった。鬱にしても最悪の鬱だ。 どうせが何だよ、悔しいなら変わればいい、相手と分かり合えないならとことん話してみればいい、それでもダメなら離れればいい。それだけのことだ。 今日の夜更けにこんな夢を見た。 元恋人に久しぶりに再会し、私は珈琲しか持っていなくて元恋人はなぜか焼き魚だけを持っていた。はんぶんこしよう、となり「全然変わってないね」そういう所が好きだったんだよ、と
江國香織がそう言っていた。私は、夕焼けが似合わない。私のすきなひとたちも、夕焼けがちっとも似合わない。笑ってしまうくらい妙ちくりんでちぐはぐなのだ。私の恋人は、夕焼けのよく似合うひとだ。善良で、正直で、こわれていない。 生きることがそう難しくなくなったのは、つい最近のことだ。やっと、食べ物を食べ物として食べて、シャンプーの香りをいい香り、と感じ、夜はなにかを考える前に大急ぎで眠ってしまう。 鬱を克服する、正面から受け入れる、というのが私のやり方だ。鬱を鬱のままに、壊れなが
コーヒーミルが欲しい。木のやつ。それが今の唯一の欲だ。今まで珈琲は飲めるけど酸っぱいか苦いかしかわからなかったのだけれど、最近になって突然利き珈琲ができるようになった。今の所美鈴の珈琲が1番美味しい。 ところで今は鬱だ。多分若干の多忙とかなりの体調不良のおかげで鬱だ。久々にビリー・アイリッシュしか聴けない期が来た。なんかもう豆腐とか食べてる。煙草で呼吸をしている。コーヒーミルが欲しいとか言いつつインスタントばっかり飲んでいる。何やったか覚えていない。ビリー・アイリッシュは聴
絶賛ダメなフェーズに入っている。鬱のときはとにかく作れと叩き込まれているので色鉛筆か毛糸を出そうと創作棚を開いたところで力尽きて絨毯から動けなくなりました。体の筋肉さん達が総員動く気ゼロなので右手さんにだけ頑張ってもらい「文章」を作ることにした。 7月、なんかわちゃわちゃイナバ物置とかしてたあたりで突然全てが限界を超えた。キャパオーバーってこういうことをいうのか!と若干興奮した。何もしたくない。仕事したくない人と会いたくない趣味もしたくない衣食住どうでもいい、寝たい。何きっ
最近私の周囲の人間に変化が起きている。宗教みたいに人の傷をスルーできる能力者が増えている。私はスルーできないし、スルーしないでほしい。具体的にどうしてほしいかというと「あー、そうだよねー」でいいから肯定してほしい。そこで「でも私はこうだと思うから仕方ないよ」とか「考え方を変えてみなよ」とか言われても突き放された気しかしないし孤独が増すだけだ。こうやって人は孤独になって死んでいくんだなと思った。 こういうことを言うと大概育ち方に問題が〜とか愛着障害が〜とかナントカ始まるが、う
昨日、男関係が大荒れし100人乗っても大丈夫!イナバ物置!状態になっている現状をどうにか時間をかけても変えていきたいというブログを書いた。私がこれからどう変わっていくのか、変わらないのか、自分の頭と気持ちの整理のためにも時々こうしてイナバ物置記録を取りたいと思っている。 というのも、こういった男性関係大荒れ話は単発だとぶっ飛んだネタにはなるが内容が深くなればなるほどモテマウントを取ってるみたいで人に相談できない。そもそも自分は人に相談するということが基本的に下手だと思ってい
最近働いている量と反比例して金欠が加速しているのでカフェチェーン店に1人で入れるようになってしまった。ドトールのアイスティは安くてうまい。 そんなことはどうでもよくて、私は今自分自身のアナーキーのやり場に困っている。 近頃周りのアナーキー仲間がどんどんいわゆる「マトモ」になっているのだ。禁煙に成功し始めたり固定の彼氏を作ったり仕事をし始めたり、おいおいマジかよという事案が続いている。丸くなった、大人になった、落ち着いた、ということなのかもしれない。年齢的にもそういう時期なの
友達とご飯を食べながら、「辛さを怒りで解消するタイプと悲しさで解消するタイプに分かれるよね」という話になった。そしてあなたはどっち?と聞かれたけれど、私は辛すぎると無になるので解消するのが下手なのだろうけれど、多分悲しみだよ、と伝えた。なぜなら何か辛いことがあると毎度鬱になるから。相手は怒りで解消するタイプらしく、怒りは外に向けての発散だから自分には帰ってこないが悲しみは自分に向けての発散だから本人が傷つく、という意見を受けなるほどなぁと思ったりしていた。 こんなことを書い
最近の私はやぶれかぶれだった。しんどすぎるので現実を直視したくなく、直視しないためだけに仕事を頑張ったり家にいる間永久に物を作ったりしていた。そうすれば目の前のことしか考えずに済んだ。 とはいえそんな常に200%みたいな生活がそんなに長く続くはずもなく、ここ1週間ほどで息が切れてきた。本当にこのやり方で良いのだろうか。たしかに色々頑張るのはえらいと思うけれど、思考を強制的に止めるために頑張るのは違うのではなかろうか。そもそも私は思考停止を嫌っていなかったか。 仕方がないの
最近男性全般が苦手になりすぎている、という事実をなんとかしたくて、少しずつ生活に支障が無いようにしていこうと悪戦苦闘している。 まずは元々知っている男性から会話くらいはできるように、が目標だったのだけれど普段関わる男性陣が基本的に信頼のおける人が多いこともあり、わりとなんとかなってきている。信頼のおけない人に関してはこれを機にいっそ距離を置く方向で行こうと思った。 次の課題は突発的に会社に来る男性のお客さんだったり郵便屋さん、店員さんと最低限の意思疎通が出来ることだ。荷物
自分でもどうかしてんなってくらい脳から毒が出て来る。今日は1時間1本ペースでブラックブログ作成機になってしまっている。かたじけないです。 私はだいぶ前から思考がまとまらない時用のノートを1冊使っていて、仕事でもプライベートでもお買い物メモでも何でもそこに書いている。そういえばこれって何きっかけで書き始めたんだっけな?と思ったら1ページ目がまあまあ衝撃だった。 思考めちゃめちゃノートを買ったきっかけであろう出来事がそこには滅茶苦茶な文体で書いてあった。 春、たまたま10分
最近ちょっと待ってたアルバムがあって、それを今日聴いた。 しんどいふざけんなバカみたいな時にお世話になってるバンドで、なんか尖ってていつもキレてて死にたそうで、私はきっとそこが好きで、その他人の苦しさに甘えてたんだと思う。 それが今回のアルバムは丸くなっちゃって、あんなに尖ってたじゃんなんだよ先に行っちゃってさ、ひどいよ、みたいに勝手に思ったりして、声だってなんか優しくなって、あなたも私と同じく苦しいのかと思ってたよそんなに幸せそうな歌ばかり歌って寂しい、とか思って。
今朝4時に目覚めまず思ったことは「ふざけんなよ」だった。次に思ったことは「ほっといてくれ」その後栄養ドリンクを飲みながら思ったことは「あー今日これダメだな」。 職業柄、というかそんなに働いてるつもりもないので職業とか言っていいのかよく分からんけども、日々私がやっていることは基本的にサンドバッグだったり緩衝材だったり、まあそんな所なので、今までどうとも思わなかったのがおかしいっちゃおかしいんだけど、急に嫌になった。人に対する愛情のみでやってきた所が無くもないので、人間不信気味
キシネンリョ、が予測変換で全然出なくてめんどくさい。 それはさておきキシネンリョは鬱とか躁鬱とかまあそのあたりのメンタル界隈でよく「症状」として紹介されるもので、鬱になったら物事への興味が薄れます〜とか起き上がるのがしんどくなります〜みたいな立ち位置にある。 そのキシネンリョとのお付き合いも長くなってきて扱いも多少は心得てきたつもりではあったけれども、「とはいえなんかあるからキシネンリョが来るんでしょ、今日はどうして死にたくなっちゃったのかな〜よしよし」みたいな感じで自分