理不尽な怒りも薬になる

友達とご飯を食べながら、「辛さを怒りで解消するタイプと悲しさで解消するタイプに分かれるよね」という話になった。そしてあなたはどっち?と聞かれたけれど、私は辛すぎると無になるので解消するのが下手なのだろうけれど、多分悲しみだよ、と伝えた。なぜなら何か辛いことがあると毎度鬱になるから。相手は怒りで解消するタイプらしく、怒りは外に向けての発散だから自分には帰ってこないが悲しみは自分に向けての発散だから本人が傷つく、という意見を受けなるほどなぁと思ったりしていた。

こんなことを書いている間も私はわりと無だったりして、別に怒りもしないし悲しみもしない、ただなんか動けないな、記憶飛ぶなぁという感じになっている。

ただ動けないわ記憶は飛ぶわ謎の胸の浮遊感や息苦しさに悩まされる中で、彼の「怒りは外に向けて発散されるから〜」という言葉を思い出したので、ちょっと無理矢理怒ってみることにした。

なんで私がこんな状態にならなきゃいけないんだよ!!!

完全にこれは私のせいではない。見事に外的要因だ。外的要因を気にする私の考え方に問題があるから結局は自分の問題だ〜とか考えていたがとりあえずそれは置いといて、私は悪くないのになんでこんな思いをしなきゃいけないんだバーカという思想に切り替えている。

だって私は素直に頑張って生きているだけだ。最近は私を受け入れてくれる人が増えてきたり薬の飲み合わせが良かったりなんかして調子が良かった。2ヶ月も躁転も鬱転もしないでいられるなんてこれまでなかった。それを突然鬱にしやがって、まったくこの現象は何なんだ。許しがたい。私を平穏なままでいさせてくれ。

この怒りは自分にも他人にも向いていない。わりとグッドな怒りなんじゃないかと思う。人に当たりさえしなければ理不尽な怒りも悪くないなと思ったりした。

とはいえ怒ったところで若干息苦しさがなくなったかな程度で他は特に変わった様子は無い。それでも、とりあえず怒ってみるという手段を手に入れた私は確実に以前より強固だ。そう思ってみることにする。

とりあえず週末のライブのチケットはそれどころじゃないので誰かに譲ろうと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?