抹茶オレぶちまけてびっくりした話

最近男性全般が苦手になりすぎている、という事実をなんとかしたくて、少しずつ生活に支障が無いようにしていこうと悪戦苦闘している。

まずは元々知っている男性から会話くらいはできるように、が目標だったのだけれど普段関わる男性陣が基本的に信頼のおける人が多いこともあり、わりとなんとかなってきている。信頼のおけない人に関してはこれを機にいっそ距離を置く方向で行こうと思った。

次の課題は突発的に会社に来る男性のお客さんだったり郵便屋さん、店員さんと最低限の意思疎通が出来ることだ。荷物の受け取りにビビりたくない。

まあいうてやってみたら大丈夫でしょ、と思いつつも未だ男性店員さんの列に並ぶ勇気も無く、知らない人との関わりゼロで過ごしていた。

そんな折、ついさっきコンビニの灰皿の前で煙草を吸っていた所どうやら煙草の営業的なお兄さんが喫煙中の人達に1人ずつ声を掛けている様子が視界に入った。しかも見た感じ丁寧な営業かつ一言大丈夫とかいいですとか言えば次の人に行くスタイルの営業らしい。怖くなさそう。

これはちょっとしたチャンスだ。相手は営業の人であり、会社のお客さんなどミスれない相手ではないので頑張って一言「大丈夫です」を言ってみよう。

というわけでスパスパやりつつ人生初の営業され待ちをした。ところが、お兄さんに何やら煙草の銘柄がいっぱい書いてある紙を見せられながら何やら声をかけられた瞬間、持っていた抹茶オレが手から落ちぶちまけ、一言も発せなくなってしまった。お兄さんが何を言っているのかも認識できん。びっくりした。多分お兄さんもびっくり。隣のお姉さんもびっくりだろう。

結局激焦りのお兄さんに何の責任もない抹茶オレへの謝罪をめちゃめちゃされながら、たぶんすいません的な感じで頭は下げて、抹茶オレを拾って撤退してしまった。

なかなかの衝撃の喫煙抹茶オレ事件をどう消化していいのか分からないままこれを書いている。

マジか〜と思いつつ、もうこれは持久戦でいくしかないなと腹を括った。

なんか会社に郵便とか来たら段ボール落としたりしそうだな。もうその時はその時でしゃあないと思う。段ボールを落とす方の覚悟、荷物を壊す方の覚悟、お客さんと会話不能になる方の覚悟をしておこうと思う。

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