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壊れた(嘘つき)機械たち
自分は(が)自分を知らない。知る術すら持たぬ者との邂逅。悲劇がユーモアとなり果てのない迷宮へと堕ちる。または破綻という結末を迎えるか。無精卵である。性は関係性の中だけで熱い眼差しを向けられる。そしてそれは割れるし割られる、ので、真剣に笑える。犠牲となるのは生命ではない。記憶であり記録でありそれは物語だ。
ぼくのなまえは××だ。名を奪われる。誰によって?物語がそうさせる?あるいは他者の欲望が。
エッセイ NO.24
ここは海辺の町だ。夕暮れ時には砂浜に出かける。海の彼方では水平線が太陽を飲み込もうと格闘している。波は気まぐれだから潮の流れが速まって太陽が沈んでしまうのではないかと心配になったりもする。海よりも太陽の方が大きいなんてこの町では信じる方が無理だ。
呼吸を止める。数秒だけ。同時に世界も少しの間停止する。この数瞬を切り取って頭の中で見える全てを平面にする。夕日が消失点となり海と僕を照らしている。
1月に読んだ本と感想(途中まで
1.人間の条件(ハンナ・アーレント)
加藤典洋の敗戦後論を読んだのがきっかけで手に取ってみた。政治/社会とは何かを古代ギリシャを出発点として〈活動〉と〈労働〉と〈仕事〉に分けて考察を進められていく内容。活動は政治について、労働は生命について、仕事は文化についてといったところ。今読むならこの中では活動が上位だと考えられているがほんとうにそうなのかと問いながら読ん
数億年ぶりに映画を見た感想
若いってメンドクサイ。自分語りをしようとは思わないがそんなことは思う。このめんどくささは社会の中でうまくいっているいっていない以前のめんどくささである。自分が自分であるということ自体がめんどくさいし他人が存在することも億劫になるあのめんどくささだ。その意味でも僕と君だけが存在し、僕は僕でなく君であり君は君でなく僕になるという世界(自分あるいは他人がめんどくさいという事実をとっかえっこし、入れ替わ
もっとみるエッセイ NO.23
たまに頭がごちゃごちゃして何か言葉を外に追い出さないと体が詰まる感覚に陥る。何かを書いた気になるだけで少し和らぎそうだし何か書いてみる。
理論をイメージに落とすのは理論を曖昧にするのとは違う。そういう方法が恐らく別個にある。操作できなければならないという意味も含むならそれは対価が発生する何かである。理念と実践は大抵解離するし理想は実現した時点で定義上理想ではないためそういうことなのだろう。
エッセイ No.22
久しぶりにバッティングセンターに行き運動不足が極まっているという事実を再確認。確認したからと言って運動をしようと思うわけでもなき。そんなことも再確認した一日。
最近漫画を読もうと思ってブックオフに入り浸ったり入り浸ってなかったり。迷惑な客ですね。読むなら買えよと僕も思いますよ。図書館にも漫画を入れてくれませんかね。とかいってないで買えって話ですね。。。
ハイキューを読み直して3月のライオ