木束
あなたの気持ちが、わかるような気がした。 初めから愛情が理由で尽くしていた ……でも愛情…
わたしはわたしをどこへ飛ばしてしまったの? ロケットには想いを積めるだけ詰めて 遠ざかる…
生きていたんだ だけどぼくらは 生きるってより いきを堪えてた まあいいじゃないか 苦しむ自…
暑い日は外へ出たくないし 寒い日は外へ出たくないよ 雨が降るなら出掛けるのは億劫だね 熱い…
夢にでてきた またお別れだ 夢のなかでは 悲しくなんて、ないな……ないな 一度でいいから あ…
向こうへ満ちるは勇気ばかり 不毛で良いつらぬく気がない 嘘、不誠実、悪口、わたし 無等星偽…
ああ……どうか さびしくなってしまう前にひとりにしてくれないか きっとだれもいない街のほう…
生れたその瞬間も 喪ったあの瞬間も おぼえているだけ あなたの声が 私の耳の後ろ 見えない…
ふとんのなかにはなんにもない暗闇 なんてことはない空虚な思考と踊る 過去と未来はどっちが…
僕は嘘と隠しごとを見つけようとして 三原色でできた君の虹彩を透かし覗く 火照らないで 鏡の…
きみと会うより前の私は、生まれてないだけの青い虫なのです 弱いから、なんにも守れやしなく…
これは極論である これは比喩である わたしは今夜幽霊だから ティーカップの中にはいない、…
太陽が視たくて 何度目を閉じただろう なんのためにもならない 相手のいない 謝罪を回想 あ…
それでもぼくには今日しかないので いつでも振りまけるだろうか 言葉にしないものだけを信じ …
逃げることからも逃げたいだけのループ 早く消えたいって思って泣いて なのに誰かが悲しむの…
耳の外で脳が鳴っている あきらめないよう懸ける あきてきたこの陰りにも 雪よりも冷たく降り…