いつだって受けつけています、憐れみと、お悔やみを
僕は嘘と隠しごとを見つけようとして
三原色でできた君の虹彩を透かし覗く
火照らないで
鏡の奥の熱線
結露はずっと
君との狭間に
沈みゆく夜にまとわりつかれて
目深にかぶったフードで隠す
まるで涙のような夜露には
おびただしいほどの憂い
会いたい時こそ、そばにいてはいけない
ここにいない、君を描くことができない
僕だけでは、僕になることさえできないよ
今夜も探していた
愛などなかったと
証明できる理由を
掬うつもりでいる
こんなこんな傷孔を
隠し通せるるくらいなら
これははじめっから、
傷なんかじゃなかったんだ
孔なんかじゃなかった
埋めるほどに、深く深くなるんだもの
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