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くらいくろいガスの中で星は

ああ……どうか
さびしくなってしまう前にひとりにしてくれないか
きっとだれもいない街のほうが
ずっとさびしくないのだ

スポットライトも明るい夜更けも今は要らない
だれもわたしを見ていなくても、どこかで星が灯っているならそれでよかった

明日もあの星は同じように輝いているだろうか?
もがくみたいに手を伸ばしたけど
掴んだはずだったものは泡なんかよりも呆気なくかき消えて
明日の自分なんかには頼れない

「わからない」とばかり叫喚する明日、
もうわたしを待っていなくていいよ


2016/11/02 01:24

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