【詩】変色

ある日世界の色が変わった
紫の空に黄いろい山並み
ふもとを流れる赤い川
桃色の草原には
黒い花が揺れている
だけど鏡の中の僕だけは
昨日と変わらない青白い顔
君の濃い灰色の瞳と
光を受けて緑がかる髪が
今はどんな色をしているのか
知るのはまだ少し怖い




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