【詩】偽物

本物の星は手に入らないから
星空の絵を描いた

本物の月は手に入らないから
紙を切り抜いて作った

それでも足りなかったから
庭の木に電球を吊るして
光らせてみたりした

本物の君にはもう会えないから
君が好きだった歌を聴いている





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眠れない夜に

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