見出し画像

家賃の味しかしない

 少し前に、飲食店で食べた物が

家賃の味しかしない

という表現に接しました。

元々は、「家賃を払ってない味」という表現だったのだと思います。

家賃を払ってない味というのは、提供される飲食物の価格に、家賃が含まれていない、ということです。

掘り下げると、飲食店で提供される飲食物のコストには、
F(飲食物自体のコスト)、L(従業員の給料等)、R(賃料)
が含まれます。また、一説によると、FLR合計で、提供される飲食物価格の70%以内に収めるのが普通のようです(F30%、L30%、R10%などの割合)。

このため、家賃(R(賃料))を払っていなければ、その分だけ飲食物にお金をかけることが出来ますから、同じ飲食物価格であっても、より美味しい物・高級な物が食べられる可能性が有るわけです。さらに、家族経営などで従業員の給料等(L)を支払っていない場合も、より美味しい物・高級な物が食べられる可能性が有りますね。

さて、「家賃の味しかしない」という表現ですが、

これは、提供された飲食物のコスト配分では、家賃(R)が占める割合が多く、飲食物(F)の占める割合が低いため、

かなり不味い

ということだと思われます。

言葉はこういう感じで変化・進化してゆくのかもしれません。
出来れば、言葉は綺麗に変化して欲しいですが。

●参考情報

不動産屋さんに教えてもらった店でクレープを食べたら『これは家賃を払ってない味だな』と思い謄本を見たらやはり“自己保有店舗”だった

#家賃の味しかしない #家賃を払ってない味
#毎日note #コラム #毎日更新 #note #毎日投稿 #note毎日更新 #毎日
#最近の学び #毎日更新倶楽部 #考察コラム #クリエイティブ #士業


この記事が参加している募集

#最近の学び

181,435件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?