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#KuTooに思うこと、就活生の視点から

最近、女性のパンプス着用に関する議論が活発ですね。

足に負担が掛かるパンプスを、女性に強制するのはいかがなものかという論争が沸き起こっているようです。
私も就活をしているためにパンプスは身近な存在なので、思うところを書いてみようと思います。

私は元々、ヒールは履きません。あまりかしこまった場所に行かないため、大体いつもスニーカーです。
初めてパンプスを履いた時、足がめちゃくちゃ痛かったので、苦手意識がついてしまいました。

就活を始めるまでは、大学の行事でどうしても必要な時、スーツに合わせてパンプスを履くくらいでした。靴屋を巡って一番ヒールの低いものを買いましたが、それでも痛いです。

就活ではスーツが制服みたいなものなので、必然的にパンプスも頻繁に履くようになりました。
私はスニーカーで会場の近くまで移動し、直前に履き替えるようにしています。
パンプスでは10分と歩いていられません。

履き心地がよくて足が痛くならないブランドもあるらしいですが、そういうのは高いんですよね…リクルートスーツだけで2-3万するのに、パンプスに万単位のお金は使えません。

とは言え、この方式だと荷物が増えてしまうのが難点です。リクルートバッグはあまりたくさん荷物が入らないので、靴を入れた袋を別に持ち歩くことになります。私のようにそそっかしいと、置き忘れが心配です。

あと、どこまで気にするのかは企業によるでしょうが、就活のマナーではリクルートバッグだけを持ち歩くことがよしとされています。入室時のマナーなど、荷物が複数の場合を想定されていません。

「靴を気にする企業なんて受けなきゃいい」という強気なことを言う人もいますが、それもちょっと違う気がします。「みんな守っている」ということは「できて当たり前の最低ライン」ということです。他がいくらよくても、最低ラインを守っていなかったら評価してもらえない可能性があります。

例えば文学賞に応募するとして、○文字×○行やら行間は○ptやらの形式が整っていなかったら、内容がいくらよくても却下される可能性があると思いませんか?それと同じです。
パンプス着用を肯定的に捉えている訳ではなく、そういうルールなんだから仕方ないや、ということです。

そんなわけで、私は「パンプス、履きたい人は履けばいいけど、履きたくない人は履かなくてもいいようになればいいのにな」というスタンスです。
男性の革靴はどうなんだとか、ヒールを履くのは女として当然、嫌がるなんてみっともないとかの意見が散見されますが、問題はそこじゃない。
そこまで強い必要性がなく、かつ本人が嫌なことをやらないといけない、そこが問題なんだと思います。

靴がパフォーマンスに影響すると証明できる場合のみ指定して、それ以外は自由に選択できるようにする、でいいのではないでしょうか。
パンプスを履きたくない女性が履かないでいいなら、同じように男性も革靴を履かなくていい。
同様に、パンプスや革靴を履きたい人は履けばいい。
履きたい人に「あなたも強制されているんでしょう?!一緒に戦ってやめましょう!!」って、それは少し押し付けがましい。
履きたくない人に強制する権利は誰にもないように、履きたい人を否定する権利もまた誰にもありません。

ちなみに、私は今はヒールが苦手ですし、どうせ毎日大学に行くだけということもあって慣れようともしていませんが、ヒールを履きこなせるようになりたいと思っています。
ヒールが履ければファッションの幅が広がって楽しそうだからです。
服や靴って、自分を装うためにあるもので、あーだこーだ言わずに楽しめるようになればいいなと思います。

#COMEMO #NIKKEI

最後までお読みいただきありがとうございます。 これからもたくさん書いていきますので、また会えますように。