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「島田裕巳著・もう親を捨てるしか無い」読んでみた。

一昨日のことなのですが、
夕食時にテレビをつけていると
滋賀県大津市で女の子が暴行を受けて
死亡した事件における
「児童相談所の対応が適切だったのか?」
というニュースが目に入ってきました。

思うところは色々あるのですが、

「日本の家族制度はもはや崩壊しかないのかも」

と考えずにはいられませんでした。
こうした虐待や育児放棄が起こる一方で
近年問題になっているのが
家族の介護に関わる問題です。

上記のような事を考えていたためか、
先日ふと入った場所で介護問題について
大きく触れている本を見つけました↓

「島田裕巳著・もう親を捨てるしか無い」

中々衝撃的なタイトルですね。
しかし名前は衝撃的でも中身は~
ということも考えられます。

著者の島田裕巳氏について

ですが中をチェックする前に
まずは著者の島田裕巳氏が
どの様な人物なのか
探っていきましょう。

島田氏は文筆家兼宗教学者で、
過去には放送教育開発センター助教授、
日本女子大学教授、東京大学
先端科学技術研究センター特任研究員などを
歴任されています。

しかし、家族と特に縁がある役職では
なさそうですが……なぜ家族について
語る本を書かれたのでしょうか?

謎が一つ増えてしまいましたね。

本の内容について

では、本の内容について見ていきましょう。
まず軽く解説すると↓

・親を思うゆえの悲劇
・長生きすることの問題点
・就活は無駄であるという著者の意見
・筆者が思う親との望ましい関係

・人生の最後についての考え
・もはや故郷など存在しないということ

この様な内容について書かれています。
より詳細に見ていくと↓

・第1章では現在起こっている介護殺人の
詳細、それらが親を思って当初介護を始めた
子供によって行われている事が書かれている。

・続く2章では長寿故に
介護が長引いてしまうという問題と、
現在の家族制度が持つ問題点、
崩壊しかかっているという話。

・3章になると、どれだけ終活をしても
結局死後に遺産相続などで
残された子供は争うので
終活は無駄であるという
著者の主張がかかれており、

・4章では子供は精神的な自立のために
親から離れることが必要であるとという話を
著者の実体験も絡めて述べられている。

・終盤になる5章はむやみな延命などを行わず、
潔く死を受け入れていくことの大切さを

・最終章では既に故郷という制度が
崩壊しかかっているという著者の
考えが描かれていました。

以上となります。

タイトルも凄いですが、
中身も負けず劣らずパワーのある
テーマが並べられていました。

私の感想

では私の感想ですが、

「家族問題は今までも本を読んだと
思っていましたが、それらは主に
関係性についてであり、介護についての
問題を改めて知ることが出来た」

と思いました。

著者のおっしゃるような
「そもそも介護など期待しない、出来ない」のが
いいことなのかどうかは
正直今の私には分かりません。

しかし、今の制度がもう維持できない、
そんな状況まで来ているのは
よく伝わってきました。

果たしてどうすればいいのか、
私も考えなければいけないと思います。

今回読んでみた島田裕巳著
「もう親を捨てるしか無い」は
いまここで画面を見ているあなたが

・介護問題について知りたい
・親との関係性を見直すきっかけを探している
・社会問題への関心が強い

のであればぜひ読んでほしいです。

まとめ

日常演舞の読書感想文、今日は
「島田裕巳著・もう親を捨てるしか無い」を
読んでどんな人におすすめか
レビューしてみました。

明日またお会いしましょう!!

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