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「日本の安心はなぜ消えたのか」あなたは知りたくないですか?

突然ですが質問です、あなたは
日本人と聞くとどのようなイメージを
持っていますか?

・真面目で礼儀正しい
・集団に合わせる事を好む
・人が良くて騙されやすい

もしあなたの中にある、
日本人のイメージが上記の様な物であれば、
今日紹介する本を読むのは、
全くお勧めできません。

何故なら今ここで私が紹介する本は、
あなたが思っている日本人像を、
完全に破壊してしまうかもしれないからです。

それでも気になるというのであれば、
文章を読み進めてください。

衝撃的な内容が書かれている本は↓

「山岸俊男著・日本の安心はなぜ消えたのか」

タイトルからして目を惹きますね。
さらに下の帯に書かれている文章も、
衝撃的な物がデカデカと書かれています。

著者について

では本の解説に入る前に、
まずいつものように著者について、
触れていきましょう。

山岸俊男氏は社会心理学者で、
1981年にワシントン大学を卒業した後、
北海道大学、東京大学、一橋大学などで教授職を、
2005年より日本学術会議の会員を務められ、
2018年に逝去されました。

こちらの本は2008年、
つまり私が仕事を始めた年に、
発売されたものなのですが、
2022年現在においても、
通じる内容になっていると、
実際に読んで私は思います。

まあ、だからこそ紹介するのですが。

本の内容について

では、早速内容についてみていきましょう。

・心がけの無意味さ
・日本人らしさは幻想である
・日本人こそ個人主義者?
・日本人は正直者じゃないかも

・日本企業が嘘をつく理由
・信じる者が得をするのか?
・若者が空気を何故読む

・「臨界質量」がいじめ解決のカギ
・信頼社会のつくり方

・武士道精神の正しい持ち方

という内容が全10章の大ボリュームで
書かれています。
それぞれの章で書かれている
具体的な内容についてですが、

・1章ではいじめ問題を例に、
心、精神面での教育は、
何の解決にもならず、むしろ重要なのは、
人間性の研究であることが書かれており、

・続く2章でいわゆる日本人らしさは、
実は社会で生き残るための戦略であったという、
衝撃の事実が説明されています。

・3章と4章では、日本人が何故
集団併合的かつ正直者と、
思われるようになったのかを、
実は生存戦略に基づいているという
仮説から説明されており

・その結果として不祥事を起こす企業が、
多数出現したと5章で解説されています。

・折り返し点の6章では、
信頼について解説されており、
更に7章の空気を読む理由と
密接な繋がりもある事が、
明言されているのです。

・8章では本書最大のハイライトともいえる、
臨界質量について、いじめ問題を例題に、
解説されており、これについて知ることが、
9章の信頼しあう社会へと繋がります。

・最終章では武士道精神と、
商人魂の正しい使い方を解説して、
終わりです。

私の感想

ではここから私の感想になりますが、

「臨界質量という要因が、
現代社会に巣食う多くの問題を
解決へと導くのではないか、
そう思わずにはいられない」

というのが感想になります。

「臨界質量」とは、例えばいじめ問題で言えば、
止めようと思っている人が一定数入れば、
自分も止めようとするが、
傍観者が多ければ、自分も傍観者になる
現象のことです。

まあ、多数派に流れてしまう事を、
詳細に解説しているんですね。

ただ、どの程度止めようとすれば、
自分も止める側に入るかには、
個人差があるので、必ずしも
半々で分かれるわけではありません。

つまり、この多数派に流されやすいというのが、
現在の日本が抱える問題の多くが、
抱えている要素ではないかと私は思うのです。

もちろん現実は単純ではないので、
臨界質量だけで起こるわけではありません。

しかし、知っておくことには、
重大な意味があると思うのです。
もしあなたが今↓

・日本の問題が起こる原因を知りたい
・人間心理に興味関心がある
・組織が抱える構造の問題を解決したい

と思っているのであれば、
ぜひ読むべき本です。

まとめ

日常演舞の読書感想、今日は
「山岸俊男著・日本の安心は何故消えたのか」を
読んでレビューしてみました。

明日またお会いしましょう!!

あ、読書と言えばもう一つ、
最近ミルダムというライブ配信サイトで、
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