「余計な恥をかきたくなければ、今日紹介する本を読んでください」
数週間前に私が投稿した記事になるのですが、
安倍元総理が射殺された事件を受けて
「劣化するおっさん社会の処方箋」
という本を紹介しました。
上記の本では主40~60代の男性に
比較的多く見られる問題人物を
ピックアップして、その行動を行う心理と
対処法について書かれています。
しかし、中高年について問題意識を持っているのは
同本の著者である山口氏だけではなかったようです↓
「中川淳一郎著 恥ずかしい人たち」
他にも中高年の劣化を嘆いているという
内容の本がありましたから。
中川純一郎氏について
まずはいつも通り、著者の中川淳一郎氏について
少し触れていきます。
同氏は1973年生まれ、博報堂で
企業のPR活動に関わったのち、
雑誌のライター、「TVブロス」編集者を得て、
現在はネットニュースの編集者をされています。
本の内容について
では本の内容について解説します。
内容はざっと並べると
・意味をはき違えた多様性
・権力の裏側にある問題点
・日本のメディアが抱える病巣
・IT関連について物申す
・日本が抱えている爆弾
・ネットの炎上と叩きについて
・これからどうしていくべきかの提言
以上の順番で書かれています。
では、各章について具体的に見ていくと↓
・第1章は山口氏と同様のおっさんを初め、
クレーマーやご当地グルメ、第三者委員会などが
潜在的に抱えている意味をはき違えた多様性について
様々な事例が掲載されている。
・2章になると政治家が現在よく起こす
不祥事について多く触れた。
・続く3章では日本のメディアが抱える
偏向報道とコメンテーターや
24時間テレビ、視聴率主義について
切り込んだエピソードが並んでいた。
・テレビとは同類とも対照的ともいえる
ITを扱った4章になると、
ネットの影響か言葉遣いが乱れていると
編集者、ライターならではの視点で
嘆いている話が多くなる。
・5章では著者が海外で暮らした経験から、
日本の内部に巣くっている問題点の内、
特に危険性が高い物が紹介されています。
・終盤の6章は、現在ネット上の至る所で
発生している、しょうもない?論争や炎上について
半ばあきらめつつも指摘するといった内容です。
・締めくくりとなる7章は
著者の経験をもととしてこれからについて
一定の答えを出しつつも
あくまで主観であるため、
参考程度にはなるかな?と言った印象でした。
このような形で並んでいます。
著者の実体験をベースにしつつも
そこからこれからどうするべきかについて
つなげている内容が多いですね。
読んでみた感想
実際に読んでみた私の感想ですが、
「著者の実体験について書かれた内容が多く、
考えさせられる部分も色々あるが、
一方で根拠面では弱いので
あくまで参考程度にするのがいいかな?」
という物になります。
日常的な風景が浮かんでくる文章も
非常に多く、とっつきにくい本ではないのですが、
一方で社会問題を語るには少しパンチが……
著者の実体験が多いので、
立場がかけ離れていると
読み物としては面白くても
何かを考えるきっかけには
ならないかもしれません。
以上の点を踏まえると、今回紹介した
「中川淳一郎著・恥ずかしい人たち」は
今紹介している記事を読んでいるあなたがもし
・恥ずかしいふるまいをしたくない
・人生の反面教師を探している
・新聞や雑誌のコラムが好き
なのであればぜひ読んでほしいです。
まとめ
日常演舞の読書感想文、今日は
「中川淳一郎著・恥ずかしい人たち」を
読んだ感想を述べてきました。
明日またお会いしましょう!!
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