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映画鑑賞マガジン

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進行形で観た映画の感想を書いていきます。
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【映画】駅馬車

【映画】駅馬車

ジョン・フォード監督の傑作として知られるこの映画。何となく見たくなり、久々に見ましたが、今から80年以上前の作品と考えると、何かよくわからないけどスゴいです。

前半の方などテンポが良過ぎて、字幕で初見の時は結構内容に頭がおっつきませんでした笑
話の内容は、様々な事情で馬車に乗り合わせた人たちの群像劇で4分の3ぐらい進み、最後の4分の1ぐらいで、ジョン・ウェイン扮するリンゴ・キッドに主役感がぐぐっ

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【映画】首

【映画】首

北野武監督が戦国時代を撮った作品で、北野作品が好きなのと、YouTubeの主要キャラ紹介動画を見て面白そうだったので観てきました。

物語は、荒木村重(遠藤憲一)が謀反を起こしてから、明智光秀(西島秀俊)が本能寺の変を起こして殺されるところあたりまでが描かれます。北野監督が書いた歴史小説の「首」が原作になっており、羽柴秀吉(ビートたけし)、羽柴秀長(大森南朋)、黒田官兵衛(浅野忠信)の3人組がうま

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【映画】復讐 運命の訪問者 復讐 消えない傷痕

【映画】復讐 運命の訪問者 復讐 消えない傷痕

新文芸坐で現在、「呼応する二つのビート 北野武と黒沢清」という特集上映が行われており、黒沢清監督の復讐2作は以前からどうしても大きい画面で観たかったので、7月6日に行ってきました。
「復讐 運命の訪問者」は、黒沢監督の作品の中でベスト5に入るぐらい好きで、いつか映画館で観たいという念願がかない、最高でした。
簡単に内容を説明しますと、借金取りの兄弟に親を殺された安城(哀川翔)が、大人になって刑事に

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【映画】荒野の用心棒

【映画】荒野の用心棒

セルジオ・レオーネ監督と主演のクリント・イーストウッドが初めて組んだ作品で、マカロニ・ウエスタン(イタリア製西部劇)の元祖であり最高傑作と言われていますが、今見ても本当に面白い作品です。

アメリカとメキシコの国境の町に流れ着いた凄腕のガンマンである名無しの男ジョー(イーストウッド)が、酒場の親父から酒を扱うロホス兄弟と銃を密売するバクスター保安官の二大勢力で争い続けていることを聞かされます。

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【映画】篠崎誠による黒沢清三昧(2023.6.17)

【映画】篠崎誠による黒沢清三昧(2023.6.17)

篠崎誠監督の作品の中で、黒沢清監督の出演したものを集めた特集上映ということで、新文芸坐に行ってきました。
篠崎監督は、黒沢監督の立教大学の後輩で、2人が恐怖映画についてあれこれ語る「恐怖の映画史」という対談集を出しているほか、黒沢監督の作品が出た時など、インタビュー役を務められていたりします。
一本目の「ある実験」は、ちょっとした実験する一場面を描いたコメディーで、40歳ぐらい?の黒沢監督が出演し

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