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【映画】篠崎誠による黒沢清三昧(2023.6.17)

篠崎誠監督の作品の中で、黒沢清監督の出演したものを集めた特集上映ということで、新文芸坐に行ってきました。
篠崎監督は、黒沢監督の立教大学の後輩で、2人が恐怖映画についてあれこれ語る「恐怖の映画史」という対談集を出しているほか、黒沢監督の作品が出た時など、インタビュー役を務められていたりします。
一本目の「ある実験」は、ちょっとした実験する一場面を描いたコメディーで、40歳ぐらい?の黒沢監督が出演していますが、白衣を着た黒沢監督が普通にかっこいいです(笑)
続いての「殺しのはらわた」は、嶋田久作主演のアクション映画で、黒沢監督は殺しを請け負う嶋田久作の会社(組織?)の1人として、最初の襲撃シーンに登場します。無言で銃をぶっ放し、足をぶった斬られる黒沢監督が見られ、個人的に大満足でした。作品としてもとても面白く、冒頭のシーンや嶋田久作が妻と息子を殺して、息子の描いた父親の絵が燃える中街中に消えていくところが良かったです。
3本目の「ACTION!」は、黒沢監督が短編アクション映画の「ビューティフル・ニュー・ベイエリア・プロジェクト」を撮影している時の様子をカメラに収めたドキュメンタリー作品で、あれこれ考えながらも楽しそうな黒沢監督の姿が印象的でした。
最後の「Escape to nowhere」は短い作品で、私服?姿で銃をぶっ放すレアな黒沢監督を見ることができて楽しかったです。
色々とレアな黒沢監督を見ることができ、作品の内容もバラエティ豊かで、行って良かったと思いました!

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