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【基礎看護学実習】看護師としての将来のビジョン

はじめに

 私の大学では、大学2年の秋に初めての臨床実習がありました。私はそこで、初めて実際に闘病している患者さんと関わり、看護の実際を体験しました。慣れない状況のなかで、初めて出会う患者さんとコミュニケーションや意志の疎通を図りながら、実際の医療や病態を学ぶことは難しかったです。
 そんな私が、今回の病院実習で感じた事は、⑴人を観る力、⑵受け入れる力、⑶知る力が愛を持った看護に繋がるということです。


私が感じた看護師としてのプロ意識

 人は生きている限り、人間同士の関わりが生活には必ず存在するけれど、看護というものは、その関わりを相手への最大限の愛と思いやりを持って行うプロフェッショナルの技術であると私は捉えました。


1.知る力

 第一に、関わる相手のことを想うのみならず、行動の結果として相手に確実に利益(安寧や安全等)を与えようとするならば、まずはやはり相手のことを知らないとその人に合致したケアを提供できません。相手に合致していなければ、相手に少しは利益をもたらすことができたとしても、最大限に利益をもたらすことは出来ないと思います。だから、看護においては何をするにもその人を「知る」ということが基盤になり、逆にその基盤が無いと、どんなに相手に一所懸命働きかけようとも、その先の看護が成り立っていかないという状態になり、行動と結果に勿体ないとも言える差ができてしまうと思います。
 そして、その相手を知ろうとする行動にも相手を中心とした考え方を常にとるべきで、自分が知りたいからと熱心になるのではなく、あくまでも相手のために知りたいということを忘れてはいけないと考えます。それは心遣いに現れますし、相手に自然と伝わる感情の一部になると思います。

2.観る力

 また、知るという行為は、相手を「観る」ということに直結していると考えます。コミュニケーションから相手の考え方や価値観を観るのもそうですし、相手の身体といった器質的なものや、相手の身の回りのものから分かる生活など、観る力は知る力に比例していて、観ることも技術であると私は思っています。

3.受け入れる力

 そして、相手を知るにも「知り続ける」には、どんな相手の面も「受け入れる」ことが大切で、例え何か違和感(自分の思考とは違う等)を感じたときは、驚いたり消極的に考えることをするのではなく、なぜだろうともっと相手を知るきっかけや力に変えていくことが大切だと考えます。さらにそこには、想像力が必要で、自己の捉え方や判断に呑まれずに、おおらかで柔軟な思考を持つ人でありたいと思います。


将来への抱負

 私はこれから看護師を目指す上で、看護師としての専門的な知識とケアを学びながらも、上に記したように人間の自然で本質的な心を大切にする為に、人を観る力、受け入れる力、知る力をどこまでも鍛え続けることの出来る看護師になりたいです。


最後に

 人生には誰しも波がありますが、この先自分のことに一杯一杯になって時間が過ぎることがあったら、以上に述べたような初心を忘れてしまうと思います。だから、そんな時は、自分でまたこの記事を読み返したいと思います。
 また、看護は医療者という立場の人間関係に留まらず、人々の普段の生活の中でも大切になってくる要素を多く学ばせてくれる学問であると思います。だから、「看護」という枠組み囚われず、あらゆる人にこの記事が届いて欲しいです。

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