たらればの話もするよ!【コトバビタミン】第50回
ついに、一旦の投稿目標である50回を迎えました!!!
そんな自分をほめてあげるとともに次なる目標を設定して動いていきたいと思います!
今回は私の個人的な「たられば」のお話し。
去る2014年のブラジルW杯に出場する日本代表が発表されたとき、当時J1の川崎フロンターレで多くの得点をあげていた大久保嘉人選手(現在は引退)がサプライズ選出された。
そのタイミングで調子の良い選手をサプライズで選出することに特に抵抗はないが、その得点がどこから生まれているか、そこは重要なポイントである。
あの当時、大久保選手が多くの得点を叩き出していた背景には中村憲剛選手(現在は引退)の存在があった。
大久保選手のチームメイトであり、多くのアシストをしいた中村憲剛選手を同時に選手し、W杯のピッチに立たせていたら、2敗1分けでグループリーグ敗退という結果とは少し違ったかもしれない。
結果は変わらなかったかもしれないが、世界と戦う2人を個人的に見てみたかったし、個の力がより発揮されるシチュエーションを作ることも考えてみて欲しかった…というあくまでも個人的な見解である。
私はこの時期、Jリーグの試合をよく見に行っていたが、リーグの強豪チームである川崎フロンターレの選手の中でも中村憲剛氏のプレーはかなり際立っていた。
現在、このようにチーム内でコンビネーションの取れる選手を招集するパターンが見られている。
完全にこの辺は監督の「選び方」や「考え方」によるところであるが、現在の日本代表でも川崎フロンターレで育った選手たちの阿吽のコンビネーションはかなり際立っている。
しかし中村憲剛氏はその時の悔しさがあるから今があると思えているであろう。
その点も尊敬するし、日々の中で自分も見習って実践している点である。
恐らく自分がここまでの悔しさを味わったことはないけど…。
最近、中村憲剛氏がゲストスピーカーを務めるオンラインセミナーに参加したが、チームビルディング意識の高さに感銘を受けたし、下の世代の選手や新しく入ってきた選手への声かけなども勉強になった。
これはサッカーだけでなく、企業などの組織の中でも活用できることが多い。
いくつか印象に残った話を紹介すると
・チームファースト精神
・はじめに「何をするかの提示」目的、目標の共有
・「目が揃う」同じ基準で取り組めているか
・上が指示ばかりすると下は萎縮してしまうので、上が聞く耳を持つ
・新しい人に対しては共通言語を伝え、一緒にやる
・新しい人に対しては相手の個性に合わせることも新しい学びにつながる
・「自己解決能力」お題に対して自分で考え自由に解いていく力
・「勝つ」から「勝ち続ける」に変化するには理念を共有し、具体的に提示し、どう体現するかの継承をしていくかが鍵
・どうして勝てているかの検証とその基準の創出
※話を聞きながら自分で思いついたことも入っています。
これまでに師事を受けた関塚監督、風間監督、オシム監督(元日本代表監督)、選手としてもチームメイトだった鬼木監督などからの影響も大きいと自身で語っている。
中村憲剛氏は、私の職場にもチーム作りなどの研修で講師をお願いしたい一人である。
以前紹介した中村憲剛氏の映画「ONE FOUR KENGO THE MOVIE 憲剛とフロンターレ偶然を必然に変えた、18年の物語」もBlu-ray(DVD)になったので、これを見るだけでもチームビルディングや人との関わりにおいて大切なことを知れる。
今はJリーグで監督を務める中村憲剛氏を早く見てみたいと思っている。むしろいきなり日本代表の監督でも良いのではないか?と思っている。
もし私が51回目以降もコラムを続けているならば、また中村憲剛氏の名前は出てくるでしょう。
それではまた。
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