グレーゾーン•ボーダーの子が通える学級が今1番必要
知能検査の結果で特別支援学級などに見学に行かれて入級を辞められるご家庭も多いです。どんなご家庭が多いかと言いますと、いわゆる
グレーゾーンと言われるIQのお子さんがいらっしゃるご家庭です
特に特別支援学級はまだまだ細分化がされておらず、色々な幅広いIQの子どもたちが通っています。通っているお子さんのIQの差がとても大きいのです。グレーゾーンのお子さんはIQがボーダーラインですので、
通常級だと厳しいけど特別支援級では合っていないのではないか
っと言う風に感じられることがあるのです。高校と同じく16歳から通う特別支援学校は上位に位置する特別支援学校が出来始めていて細分化されています。上位に位置する特別支援学校は通常級から受けても落ちる子がいるぐらいに難しいです。
問題は小学校と中学校の特別支援学級です。細分化が全くされていないのでボーダーに位置するお子さんがいらっしゃるご家庭はお悩みになられる訳です。
うちの子にとって特別支援学級と通常学級はどちらが良いのだろうか
っと。発達障がいの子が通う情緒学級も同じようなケースがあります。発達障がいはその子によって状況が様々です。情緒学級ということで学力には問題がないと基本的にされていますが、実際は様々です。学力があってもワーキングメモリーが低いと覚えることが難しかったり、多動や不注意で集中出来なくても学力に直結します。
情緒学級だけでは支援が足りない
っと感じられ方もしばしばいらっしゃります。表現が中々難しく適切な言葉を選べていなかったらすいません。
今の学校の体制の中で1番行き場が無くて困ってらっしゃるのは上記に上げた特別支援学級からも情緒学級からもグレーゾーンに位置するお子さん達です。私が現場で日々思うのは
グレーゾーンの子達が通える学級が早急に必要だと言うことです
例えば、
教室では勉強はわからないがゆっくりやれば理解出来る
毎日は学校に行けないけど週3回なら頑張れる(不登校のグレーゾーン)
ずっとは集中出来ないけど半分の時間は頑張れる
6時間は厳しいけど4時間なら頑張れる
1対1なら理解出来る
タブレットを使えば勉強は出来る(書字や視覚)
少人数の部屋なら入ることが出来る
まだまだ沢山あります。何かの条件が付けば変わらず出来る子も沢山居ます。それを良しとするかと言う所です。
きっと簡単に人と人の間にラインなんて引けないんです
だからボーダーやグレーゾーンの子たちが苦しむことになります。しかし、ラインを引かなくてはいけないと言う考えも理解出来ます。ただ、そうするならグレーゾーンの子が通える場所を用意する、特別支援学級を細分化するなどの準備が必要だったのだと思います。そこまでの人員が足りないのも問題の一つです。足りなくなることが本当に予見出来なかったのでしょうか。
私が上記の問題に気付いたのは最近ではないです。もう10年以上前から考えておりました。しかし、現状は変わらずです。不登校の子を支援する場がその受け皿になっているようにも思います。
色々な子どもたちが色々な方法で勉強をしていけるような学校。いつかそうなることを願うばかりです。
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