事業相互の成長を推進する秘訣は?不動産事業と宿泊事業を展開する日本ユニストの経営方針
こんにちは、日本ユニスト代表の今村です。当社のミッション・ビジョン・バリュー(MVV)をお伝えした前回のnoteに続き、今回は当社の経営方針と経営戦略についてお伝えします。
新年から戦略策定や体制変更を行おうとしている企業の経営陣の方もいるかと思いますので、参考になれば幸いです。
9年間を見据えた長期経営方針
まず長期の経営方針について。
どこの企業も同様だと思いますが、当社はコロナ禍によりそれまでの経営方針の変更を余儀なくされました。なので、2020年(10期)を起点に経営方針先をガラッと考え直しました。
フェーズにわけると、2020~22年は「守り」にあたる時期でした。
生き残りを最優先としながらも、アフターコロナに攻めるための準備を進めるため、投資も惜しまずに行ってきました。
そして、新たなフェーズに移ろうとしているのが、まさに今、2023年から。一気に育成フェーズに切り替え、コロナ禍で打撃を受けたSEN事業(熊野古道での宿泊施設運営)を新たな事業の柱に定めていくつもりです。
2022年度の事業ごとの方針
企画開発事業
事業内容:仕入れた土地を境界確定や更地加工、企画作成して卸す「企画販売」と、仕入れた土地に自社で建物を建てて卸す「開発販売」
方針:企画販売を中心に、利益率を高める
施策:従来の属人的な営業を取りやめ、チームで力を合わせた不動産売買ができるように、不動産DX施策を加速。オンライン販売の強化や、仕入れの効率化、DXツールの導入と活用に取り組みました。
Willows事業
事業内容:大阪・新世界でWillows Hotel 大阪新今宮を運営
方針:オリジナルかつ新しいホテルスタイルを確立する
施策:当ホテルがあるのは、大阪随一の観光地・新世界。その特性を生かそうと、通天閣唯一の公式パートナーホテルになったり、地域の飲食店でオリジナルメニューを食べられるプランを策定したり、地域との連携強化をはかりました。
SEN事業
事業内容:熊野古道沿いに2カ所の宿「SEN.RETREAT」を運営
方針:2023年から新たな事業の柱とする
施策:正社員だけでなく、副業やインターン、現地の清掃スタッフなど、人材採用と体制強化をはかりました。また、宿にサウナを新設するなど、付加価値となる投資を積極的に行いました。
2022年の全事業の方針をまとめると…
事業相互の成長を推進するため、企画開発事業が生み出した利益をSEN事業に投資することで、コングロマリット(技術的にも市場的にもお互い関連性のない事業の集合から形成された複合企業のこと)なスタイルの確立を目指してきました。
この方針は来年も変えることなく、加速させていきたいと思っています。
おわりに
1年以上先になると思いますが、2023年から会社にどのような変化が起きたのかは、また後々ご紹介したいと思います。
次回は、MVVと経営方針を反映した上で、どのような組織体制に現状なっているかやその工夫点、理想の組織体制についてお話しますので、お楽しみに!(次回は長めの記事になりそうです…)
最後までお読みくださり、ありがとうございました✨
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