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【読書メモ】『ひとりぼっちの幸せ チッチ、年をとるほど、片思いは深くなるね』作:みつはしちかこ

<<著者の漫画作品『小さな恋のものがたり』のラストについて「ネタバレ」してます>>

こんにちは~

「推しカプ(CP)」ってオタク用語でしょうか。
推せるカップル・推してるカップル、というニュアンスで自分は使ってます。
「推し活」という言葉が世間に広まった昨今、伝わりやすくなったのでは。

みつはしちかこ先生の代表作「小さな恋のものがたり」(以下「ちい恋」)。
著者略歴の箇所に、「1976年にミリオンセラーを記録」とあります。
約50年間ロングセラーの「叙情まんが」です。

作中の、チッチとサリーは自分の「推しカプ」です!
推しカプには幸せになって欲しい!その姿を影からずっと眺めていたい!見守ってるだけで幸せ!そんな感じ。

・・・しかし、このカップルの結末はセツナイものでした。
そのシーンを読んだ時はもう号泣でした。今でも思い出すと目が潤みます。
それこそ幼少期から約40年間も読み続け、親しんできたカップルです。
ラストがそうくるとは!ショックの大きさったら。
(「その後のチッチ編」で、その件に関しての描写があるとまた泣けるんだ。。)

この本でみつはし先生は「片思い」の尊さを語ります。
「ちい恋」ではチッチがサリーに一方通行の「片思い」をずっとしていて、その一生懸命で健気な姿がキュン♡でした。
しかし、みつはし先生がおっしゃるには、サリーもまたチッチへ「片思い」をしてるというのです!
この解釈は衝撃です。
そして決して、このカップルは「両想い」その先の結婚というパターンにはならないという考えです。

先生の「片思い」への並々ならぬこだわり。
やっと、「ちい恋」のラストストーリーに納得することが出来ました。

でもやっぱり泣ける。サリーがチッチへ片思いしてるという、サリー目線で漫画を読むと、また違った泣きのツボが刺激されます!
度々、オタク用語ですが自分は「ハピエン厨」なので。
※「ハピエン厨(ちゅう)」<ハッピーエンドがとにかく大好きマン>

「ちい恋」の話以外にも、みつはし先生の大病の話、旦那様との死別など、身近なお話をして下さってます。

病気の影響で「ちい恋」の作画が微妙にいつもと違っていた時、とても心配しました。
でもチッチはいつもとかわらず、可愛く明るく元気よく音符のような足で、生き生きとしたパワーに満ちていた。
ファンがチッチから元気を貰っている時、みつはし先生もまた元気を貰っていたのですね。


チッチの影響か「雑草のようにたくましく」をモットーにしてた少女・自分も、人生の先を考える歳を迎えました。
改めて再読したこの本から、さまざまな生き方のヒントを貰いました。
これは今後も指南書になりそうです。


だんだんファンレターの様になってしまった(笑)この辺で止めますね。
自分が所持してるこの本、なんと先生の直筆サイン入り!
何年も前ですが、展示会の会場で買ったものです。お宝~!

https://ameblo.jp/chich1941/

公式ブログを見つけました!デザインかわいい♡
さっそく読ませていただきます。
お元気そうな先生にこちらが励まされる。

「推しが元気なら自分も元気!!」
それではまた~

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