見出し画像

つい無意識に選んでしまうデザインとは?ニューロデザイン®評価サービスのご紹介 凸版印刷株式会社【NEXCHAINコーポレートピッチ】

こんにちは、NEXCHAINです。

NEXCHAINでは会員向けイベントとしてコーポレートピッチを定期的に行っています。
今回は、凸版印刷株式会社 本田優華氏にニューロデザイン®*1評価サービスをご紹介いただいた内容をかいつまんでお届けいたします。
*1 ニューロデザインは凸版印刷株式会社の登録商標です。

<本田氏プロフィール>

大学卒業後、2009年に凸版印刷に入社。金融業界を中心にアカウント営業に従事。
企画へ異動後、主に金融系クリエイティブ制作ディレクションや、プランニングを担当。
企画職のかたわら新規事業開発に着手。現ニューロデザインプロジェクトリーダー。


ニューロデザインとは

ヒトの生体信号を分析し、科学的なクリエイティブ制作を実現する凸版印刷とNeU*2が開発する独自デザイン開発手法のことです。
*2 株式会社NeU(ニュー)は、2017年8月に設立された、国立大学法人東北大学と株式会社日立ハイテクのジョイントベンチャーです。

●脳活動計測やアイトラッキングによる大規模な生体計測を実施し、クリエイティブを定量評価
●認知脳科学の知見に基づいた分析に加えクリエイティブ改善までトータルソリューションを提供
という特徴があります。

なぜ生体指標を計測する必要があるのか?

私たちは商品・ブランド選択において、多くの場合、無意識的な「感情」で決め、意識的な「理性」で言いわけ(理由付け)をしていると言われています。 また、人間の行動は9割以上無意識で行われているとも言われ*3 、感情レベルで消費者の心をつかむマーケティングが求められます。
*3 Gerald Zaltman How Customers Think (2003)より

ニューロデザイン評価サービス

具体的なサービスのイメージはこちらです。具体的に実験したい素材を準備いただき、被験者の画面に投影します。脳血流や動向などのデータを取得します。その結果を分析してレポートをお出しするサービスです。

サービスのポイントをご紹介します。
利用シーン
様々な媒体に応用可能です。 パンフレットやDM等の販促ツールや店頭POP、広告・動画・ WEB・アプリ・パッケージなど より効果の出るデザインを得意先と一緒に作り上げていきます。
独自性
・2020年度には、クリエイティブ約100種類、被験者200名超の 大規模実査を実施し、アカデミックなエビデンスも多数保有。
・主観アンケートでは見えてこない、人のウソのつけない、無意識の情報を基 にしたクリエイティブの評価・制作が可能。
解決する課題
①感覚的であったクリエイティブの評価を定量化
②クリエイティブ決定時のエビデンスベースの意思統一
③より効果の出るクリエイティブ制作


ご利用イメージ

架空の商品(ミネラルウォーター)の広告を作成し、それを見た時の脳活動を計測した例です。右側の折れ線グラフで記憶、興味、注目度を時系列で表しています。右下のヒートマップでは、視線がどこに集まり、どこに遷移しているかを記しています。これを複数のデザイン案に対して行うと、どの案がターゲットに響くのかが分かります。

こちらは、性別、年齢層といった属性別に良いデザインが違うのではないかを検証したものです。例えば若年の女性に響くデザインは③ということになります。属性別の分析結果もサービスとして提供します。

今後の可能性

ニューロデザインサービスのAI化を計画しています。これが実現すると、計測~アウトプット~発信~顧客行動分析の一連のサイクルを早いペースで回していけるようになります。

ニューロデザインに関するニュースリリースはこちら

ニューロデザインの詳しい情報はこちら

最後に

いかがでしたか?本講演の後には会員企業間で意見交換を行い、非常に盛り上がりました。

以前note で社外の人と積極的に交流を持ってご自身のアイデアをどんどん発信し、本音の意見を貰える関係を築いていく重要性をお話しました。

今回紹介した、社外の人と意見を交わすコーポレートピッチの仕組みを活用してアイデアのブラッシュアップに使うことができます。

ご興味のある方はNEXCHAINへお問い合わせ ください。


この記事が参加している募集

イベントレポ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?