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アイデア創出に欠かせないポイントは何か? 新規事業立ち上げの心得は「急がば回れ」【第3回】

企業間情報連携推進コンソーシアム(NEXCHAIN)

こんにちは。NEXCHAINで、ビジネス創生兼コミュニティ活性を担当している小田川です!私は現在主に会員企業様と新規事業に向けたビジネスモデルの立案・事業構想支援と、会員様向けの情報発信会・サロン運営・ワークショップ等の企画運営を担当しております。

 今回から、実際にNEXCHAINの会員企業が新規事業を立ち上げていく検討プロセスと、それぞれのプロセスにおける課題や対応策を解説していきます。

以下では、新規事業を立ち上げていく検討プロセスとはどういうものか、検討プロセスがなぜ重要かについてお話していきますが、その前にNEXCHAINに参画されている会員企業様の直面する課題について簡単にご紹介できればと思います。


企業が直面する新規事業の課題

まず、NEXCHAINの会員企業には、自社のデータやアセットを活用し新規事業を創出したい、そういったミッションを持って取り組んでおられるDX推進部や新規事業室のような方々が多くいらっしゃいます。

そうした人たちが困るのは、経営幹部層から「自社のデータを活用し事業に貢献しろ!」と激を飛ばされ検討するものの、自社の保有するデータやアセットだけでは新事業を創出することは難しいという現実に直面することです。そうした課題感から「自社に不足しているデータやアセットを他社との連携で解消したい」という企業ニーズが生まれ、NEXCHAINはそれらを解消するコミュニティの場として誕生しました。

以下ではNEXCHAINでは上記のような事業の検討プロセスを5つのステップに定義し、それぞれのステップをクリアした上で次のステップへと進むことを推奨しております。

今回は前提条件およびStep1のアイデア創出について紹介します。


検討ステップをクリアにして共有するメリット

新規事業というのは通常の会社業務と異なり、今取り組もうとしている事業テーマや社会価値等を社内に理解してもらい、さらに協力してもらうことが必要不可欠です。

 例えば、あなたが「カーボンニュートラルについての新規事業を進めたい!」と上司に言っても、上司は「どこと、どうやって、どの位の時間軸で進めるのか」「どの位の売上や利益が見込めるのか」が気になって、あなたの仕事の進め方を質問攻めにすることでしょう。その為にも新規事業を進める上でのマイルストーンを会社と共有し、進めることが肝要です。

 また、これらの検討ステップは他企業と共創ビジネスを立ち上げる上でも重要になります。特に異業種や異業態の企業では検討プロセスや企業文化も異なるので、こうした検討プロセスを予め設定し一つ一つ潰し込みをしていくことで、プロジェクトの出戻りを少なくすることができます。


【第一章 ー検討プロセス・アイデア創出編ー】アイデア創出のポイント

ここからは新規事業におけるアイデア創出のポイントについて簡単に説明したいと思います。

新規事業のアイデア創出と聞くと皆さんどのようなイメージを持つでしょうか。最近では社内コンテストで従業員からアイデアを募集したり、アイデアソン等のイベントを開催したりする企業も多いですね。

ここで特に重要なのは、決して社内・部内だけで新規アイデアを考えるのではなく、社外の人と接点を持ち外部の本音の声を聞くことです。理由は二つです。


理由その1:アイデアの想像範囲

まず一つは、アイデアの想像範囲が非常に狭まってしまうからです。

これは皆さんも想像できると思いますが、会社勤めしているサラリーマンは知らず知らずのうちに自社の慣習や文化に思考が染まっております。これはなかなか意識的に排除できるものではありません。

かくいう私も以前は金融機関向けの法人営業をしていたのですが、やはり思考が金融機関ファースト、それ以外は脇役位でビジネスを考えていたことがあります。(笑)

 なので、社外の人となるべく多く交流を持ち、その中で自分の業務・自社の業界の外で起きている世の中の流れを掴んでください。

ここで、一緒に「共創ビジネスを立ち上げましょう!」という人に出会えたらなお良いですよね! 


理由その2:アイデアの実現性

もう一つは、フィージビリティ(実現性)が誰にも判断されず埋もれてしまうからです。

新規事業を立ち上げる際に重要なのは、「それって誰がお金を払ってくれるの?」というコアとなる価値の部分です。ここが甘いと絶対に事業判断はおりません。

よくあるアイデアコンテストの失敗例は、

「こんなアプリが世の中にあったら面白そう、どっかのスタートアップが開発しないかなぁと思います、終わり」

というオチです。

基本的に皆さんは企業勤めである一方、コンシューマー(消費者)でもあるわけですから、コンシューマーとして「こんなアプリあったら面白いよね」は想像できるけど、企業が事業として進める価値を見落としがちです。

そんな中、光るアイデアは「他社の○○社からは既に良いね!をもらっており、事業化にも前向き」なんて言葉があると、そこで一気にアイデアの信憑性は上がります。

また、アイデアコンテストだったら、審査員も「〇〇社は良いといったが私は×と思う」と否定しづらいですよね?検討したアイデアに本当にビジネス価値があるのか、フィージビリティを検討するうえで、課題を浮き彫りにする否定的な意見も重要で、忖度なく本音で意見を交わせる仲間づくりが不可欠です。

 以上の理由から社外の人と積極的に交流を持ってご自身のアイデアをどんどん発信し、本音の意見を貰える関係を築いていきましょう。フィージビリティの検討が不十分なままでは、どんなに面白いアイデアでも基本無価値です。

 以上、NEXCHAINで行われている新規事業立ち上げの検討プロセスにおける、アイデア創出プロセスのご紹介でした。

次回はステークホルダー調査・巻き込みについて記事掲載出来たらと思います!

それではまた!

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企業間情報連携推進コンソーシアム(NEXCHAIN)
企業間情報連携推進コンソーシアム(NEXCHAIN)公式アカウント。 ビジネスに必要なのは「競争」ではなく「共創」です。業種・業界の垣根を越え、プロフェッショナル同士が連鎖し、新しい価値を創り出す。その実現に向け発信します。https://www.nexchain.or.jp/