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私の“音楽愛”について

私は「音楽」が好きだ。

一口に「音楽」とは言っても、ジャンルも様々だし、人によって楽しみ方も違うし、どのくらい好きなのかも伝わらないと思うので、今回は私の「音楽愛」について述べていこうと思う。


きっかけ -高校の軽音部-

私が「バンド」や「ライブ」にハマり出したのは、高校生の時だ。
高校に入学したての頃、軽音部の新歓のライブを見に行った時から、私の人生は変わり始めた。

ステージに立っている先輩のバンドを見た時に、
自分の友達・クラスメイト・先輩など、普段は「身近な存在」として近くにいるような人が、ステージの上に立つだけでこんなにも格好良く、キラキラと輝いていて、手の届かない存在へと変化することができるんだと思うと、なんて夢のある話なんだろうと思い、鳥肌が止まらなかった。

私は高校の頃、軽音部には所属しなかったものの、軽音部のクラスメイトや推している先輩が出るライブは定期的に見に行くようになった。
もちろん、文化祭など学内でやるライブもあったが、ライブハウスでの他の高校との対バンや、先輩が外部で組んでいるバンド等も見に行くようになり、その流れでインディーズの他のバンドのライブを見ることもあった。
(ちなみに高校の頃から推している先輩のバンドのライブは、今でも時々見に行っていたりする。)

高校の頃は、知り合いの出るライブなど、規模の小さいライブハウスでのライブを見に行くことが多く、規模の大きなフェスや有名なアーティストのライブを見に行くようになったのは、大学に入ってからだった。

最近では、見に行くライブの本数は年に20本ほどにもなっている。
(コロナ前は大規模なライブはあまり見に行っていなかったことと、コロナ期間はライブ自体減ってしまっていたこともあり、20回も見に行っているのは去年と今年だけ。)


また、大学では軽音サークルに入り、バンドを組んでベースを演奏した。
それまで楽器はほぼ未経験だったので、(小学校1年生の時に1年間だけピアノを習っていただけ)、最初は経験者との差ですごく苦しんだりもしたけれど、
高校の頃からずっと憧れていた “軽音” に入ることができたのも、ベースを “演奏する側” になれたのも、ライブに “出演する側” を味わえたのも、本当に楽しくて楽しくて仕方がなかった。

サークルには一応4年間所属していたが、コロナ禍で活動がなくなったり制限されたりしたせいで、ぎゅっとまとめると2年分くらいしか活動していなかったかもしれない。
それでも、4年間で合計39曲もカバーしてライブで演奏することができたし、友達・先輩・後輩など、人との関わりも沢山できて本当に幸せだった。
「音楽が人を繋ぐ」とは、まさにこのことだと思う。



音楽の楽しみ方 -歌詞重視型-

私は楽曲を聴く際、「音」よりも「歌詞」を重視して聴いている。
もちろん、メロディーや曲調、楽器の音、演奏技術、歌声などによって惹かれることも多いが、どちらかといえば「歌詞重視型」だ。

私にとって楽曲とは、「歌詞を楽しむ」目的のためにある。
極端に言えば、詩や小説を読んでいるのと同じような感覚。「目で読む」のではなく、「耳で読む」というのが、それらとの違いである。

楽曲における「音」とは、あくまで「歌詞を伝えるためのツール」だと思う。音があることで、歌詞が心にスッと入りやすくなる。

私にとって、「音やメロディーを楽しむ」というのは、表面的で感覚的なもののように感じる。いわゆる「耳の保養」
なんとなく気分が良くなり、深い理由はないがテンションが上がる。

それと比較し、「歌詞を楽しむ」というのは、心の奥深い部分が満たされてゆく感覚。いわゆる「心の保養」だ。
辛い思いをしている時でも、歌詞によって心が救われてゆく。「メンタルケア」の役割を果たしてくれる。



また、私はとにかく、「恋愛感情」を描いた楽曲が好きだ。無意識のうちに「片想い」や「失恋」の曲ばかりを聴いてしまう。

私は、「恋愛」の歌を、「共感」「擬似体験」という2つの目的のために聴く。

「共感」という目的で聴くのは、自分自身が誰かを好きでいたり、誰かへの想いが溢れるほど強かったり、苦しくなるほどの片想いや失恋をしているような時である。
自分と同じような状況や感情を表している曲を聴くことで、「自分の感情を代弁してくれている」という感覚を味わうことができる。
苦しい時に辛い感情を表した曲を聴くと、自分の想いや辛さが認められているような気分になり、感情が浄化されていく感覚を味わうことができる。心が救われてゆく。

一方で、「擬似体験」という楽しみ方をするのは、自分が誰かに対してそこまで強い想いを抱いていなかったり、安定した幸せの中にいるような時である。
自分とは違う状況を表した曲であっても、曲に感情移入をすることで、曲の世界観に入り込んだかのような体験ができる。

この2つは、「自分の心」と「楽曲」、どちらが心に寄り添うか、という違いだと思う。

「共感」は、自分の心に楽曲が寄り添ってくれるイメージ。
「擬似体験」は、楽曲の方に、自分の心が寄り添っていくようなイメージ。

日常生活で「刺激」が強すぎる時には、心を安定させるため、メンタルケアの目的で楽曲を聴く。
日常生活が安定しすぎて退屈を感じるような時は.、心に適度な刺激を与えるという目的で楽曲を聴く。退屈からの脱出、刺激的な娯楽。

私は常に、「恋愛ソング」によって、心のバランスを保っている。


ライブを見に行く理由 -自分を好きになるため-

私がライブやフェスに行くのは、生きる理由を作るため・頑張る理由を作るため・自分を好きでいる理由を作るため だということに最近気がついた。

私は高校の頃から、後悔しない人生を送るために「やるか迷ったらとりあえずやる」「行くか迷ったらとりあえず行く」の精神で生きてきた。
もちろん、その方が自分のためになるというのもあるが、
フットワークが軽く、行動力があり、自分の人生を楽しく生きる方法を知っている「自分自身」のことが大好きだからだ、というのもある。

私は、「自分の好きな自分になる」ことを目標に人生を生きている。
そのために、2つ以上の選択肢で迷った際には「どちらを選んだ時の方がより自分自身を好きになれるか」という判断基準で決めている。

ライブを見に行くのもそうだ。

知り合いのバンドのライブを見に行きまくっているフットワークの軽い自分のことが、
好きなバンドのライブは、一緒に行く友達がいなかったとしても1人で見に行っちゃうような行動力のある自分のことが、
例え辛いことがあって病んだりしていても、自分の機嫌は自分で取ることのできる、自分の人生を自分で楽しませる方法を知っている自分のことが、
好きで仕方がないからだ。

「生きる理由」「頑張る理由」「自分を好きでいる理由」が、自分の普段の生活の中に足りていない時こそ、それらを補うために頻繁にライブに行くようになる。

生きていくのがしんどい時はいつも音楽に生かされているし、たぶんこれからもそうやって生きていくんだと思う。


好きなアーティスト

私は基本的に、「邦楽のロックバンド」と、「ネット発祥のアーティスト」の2ジャンルを主に聴いている。

・好きなアーティスト(大体五十音順、敬称略)
あいみょん/秋山黄色/アザミ/あたらよ/嵐/あるゆえ/Ado/ano/anewhite/Eve/indigo la End/ウソツキ/Aimer/おいしくるメロンパン/オレンジスパイニクラブ/カネヨリマサル/花譜/神様、僕は気づいてしまった/キタニタツヤ/KEYTALK/クジラ夜の街/Creepy Nuts/クリープハイプ/ゲスの極み乙女/ Conton Candy/小林私/コレサワ/ Saucy dog /サイダーガール/SILENT SIREN/the shes gone/さユり/三月のパンタシア/35.7/SHISHAMO/SHE IS SUMMER/シゼントウタ/水槽/すいそうぐらし/須田景凪/ずっと真夜中でいいのに。/超学生/チョーキューメイ/ツユ/This is LAST/ドラマストア/トンボコープ/なきごと/NEE/ねぐせ。/Vaundy/back number/HoneyWorks/ハンブレッダーズ/PEOPLE 1/フレデリック/bokula./ポルカドットスティングレイ/My hair is Bad/マカロニえんぴつ/マルシィMr.ふぉるて/美波/moon drop/MAISONdes/MOSHIMO/yama/ヤングスキニー/yutori/YOASOBI/yonige/米津玄師/ヨルシカ/Laughing hick/reGretGirl/理芽/レイラ/Reol/Wurts/和ぬか

こんな感じだ。

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