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LINEを続けることが億劫

今や生活必需品とも言える、LINEが苦手です。

正確に言うと、『LINEで要件以外の会話を続けること』が苦手です。

『LINEは手軽ですぐに返せる』『苦手な理由がわからない』という方も多いのではと思います。


かつては、私もそうでした。

10代〜20代前半は、常に何人かとラリーをつづけ、矢継ぎ早に交わすコミュニケーションが楽しくて仕方なかった。


ところがどっこい。

今はたった1件のLINEを返すにも、果てしない労力を使い、精神的に大ダメージをくらいます。


なぜ、ここまで苦手になってしまったのか。
どのようにLINEと付き合っているのかを書いてみます。

苦手な理由その①
LINEって、意外と時間がかかる


1件1件は短い会話でも、色んな人とラリーを始めると、1日の中でかなりの時間を費やしてしまうように思います。

また、ワンラリーの中で話題が3つ、4つと同時進行すると、雪だるま式に長くなっていく返事。

返す内容を考えている時間が長くなり、疲れてしまいます。


昔は好きな人からのLINEをスマホを握りしめて待っていたし、どんなに長文になっても話したかったんだけどなぁ…。

休憩が一切取れないブラック企業に勤めたことや、
婚活をして、複数人同時に0からのコミュニケーションを取り続けたことで、疲弊しきってしまったのかもしれません。

苦手な理由その②
絵文字のチョイスに、むだに悩んで疲れる


電話と違い、考えて自分のペースで返せるのがLINEの良さ。
しかし同時に、テキストだけで感情が伝わりにくいという難点もあります。

味気なさを解消すべく、絵文字を使うも
心境にぴったり合う絵文字が見つからないときに選択に悩みます。

たぶん、種類がありすぎる。

同じ笑顔でも、これ😊とこれ☺️とこれ😆では心の込め方、意味合いが大きく違う気がする。


絵文字なんて直感で適当に付ければいい!
悩むくらいなら、べつに付けなくてもいい!
と思う反面、そうもできない自分がいて、毎回絶妙に考え込んでしまいます。

至極むだな時間だと思い、最近は定番の絵文字を決めて、悩むことをやめるようにしました。


苦手な理由その③
LINEを返していないことの精神的負担


LINEはメールや手紙に比べてテンポが速く、ラリーが続きやすいのが特徴です。

ピンポン玉のように打てば返ってくる、そしてまた打つの繰り返し。
どちらかが意図して終わらせない限り、会話が続きやすいように思います。


つねに頭の片隅には『返していないLINE』があり、心に引っかかっているような状態。

LINEは実際に打っている時間だけではなく、その前後の心を動かす時間もかかっていると感じます。

仕事を終えてからの自由な時間を、
“相手に”というより、“LINEに”縛られて不自由になっているような感覚がして苦手です。


          −−−


総じて、『必要以上に気を遣い過ぎてしまう』のでしょう。

心をゆるした家族や友人とは、とんでもなくくだらないLINEもつづきます。


また、実際に会って話すほうが好きなんだろうな、とも思います。


先日、数年ぶりに連絡をとった友達と会話が弾み、
4年越しの自宅お泊まり会を開催しました。

24時間繋がりつづけることより、
何年経っても会ったときに、毎日一緒に過ごしていたかのように笑いあえる友達がいてくれること。
とても幸せなことだなあと思います。




仕事や緊急ではないLINEは、

返せるときに返す、でいい。
返せていない自分をゆるす。
ひとりの時間に集中したいときは、通知をオフにするなど

自分のなかで負担にしない工夫をして、
これからもLINEとうまく付き合っていきたいです。




2023.4/8

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