2023年8月。気温は35度を優に超えてきていた。
旦那さんと私は自宅から近く、街の中心部であり観光地でもある大通りを歩いていた。
あまりに暑く、太陽もぎらついているので家から持ってきた水筒で水分補給が欠かせない。
私たちは5分に一度「暑い...」とゾンビのような顔で呟き合いながら、決意した。「来年の夏は北海道に行こう」
あれから1年。
私たちは宣言通り、北海道の地に降り立っていた。
飛行機のチケットはセールのタイミングでゲットし、2泊3日分の荷物はリュックに詰めてきた。
(余談だが、2人とも家の中も旅行の荷物も少ないので、うきうきわくわくの北海道にもスーツケースではなくリュックと移動用のポーチ1つでパッキングは十分だった。)
到着したのは午前11:00ごろ。
最初のどきどきシーンは、機内から出た直後の気候を肌で感じる瞬間だ。
この瞬間で、用意した服装が正解だったかが決まってしまう。
勝敗はまあまあといったところだろうか。
もう少し涼しいと想定してカーディガンも持ってきていたが、どうやら必要なのは日傘・アームカバーの類だったようだ。
(あいにくどちらも持ってきておらず、私は3日間日焼け止めをぬりぬりし続ける&サングラス装着で過ごすことになる)
とはいえ湿度は格段に低く、同じ気温でもぐっと過ごしやすく感じた。
今回の旅行のテーマは自然と食だ。
レンタカーを借りて北海道の大自然の中を横断しつつ、美味しい食をたんまり味わうのがメインの目的だった。
一体同じ角度・シーンを何枚連写したのか... と呆れてしまうほど写真をたくさん撮ったので、見返してみようと思う。
大自然を満喫:空が大きかった
食を満喫:素材が美味しい!
おわり
今回は行ってみたいところ・食べたいものを中心に北海道を巡った旅行だった。
がちがちにスケジュールを決めず、「ここだけは行きたいよね」を決めておき、あとはその時の気分や交通によって柔軟に変えていた。
もっと詰め込んだ旅程にもできたのだろうが、私たちにはこれくらいのゆったりさとわがままさがちょうど良く、大満足な2泊3日だった。
また、普段住んでいるところがいかに空が小さく見えているかも知った。
空は大きくて、その下に地面があって、人間の営みがあって… 当たり前なのに自分の目で見えているものが全てだと思い込んでいることにも気付いた。
そして空が大きく、どこまでもまっすぐな道を走ると自分は自然の一部でしかなく、どれだけ建物を建てようと、どれだけ畑を耕そうと結局は自然に包みこまれているんだなあ〜と感じた。
肌で感じ、考え、
そんな北海道での出来事だった。