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泣き続けた映画「BLUE GIANT」

今年の4月に「涙が乾く前にまた泣いた THE FIRST SLAM DUNK」というnoteを書いた。
ここまで胸が熱くなるアニメには当分巡り会えないだろうなと思っていた。

「BLUE GIANT」を見るまでは。

昨日、何の前情報もなく「BLUE GIANT」という映画を観た。
原作は漫画らしいが、一切読んでいない。
だから登場人物の名前すらも分からないし、どんな街のことが描かれているのかも知らない。
どうやらジャズの話らしいということだけは聞いていて、一応YouTubeで予告だけ確認してから観に行った。

正直、自分がここまで映画館で泣くことになるとは思わなかった。
普段私は映画館で泣きそうになったら、画面から目を逸らし猫のことを考えるようにしている。
家でわんわん泣くことは気にならないのだが、映画館で泣くことには何故か抵抗がある。

しかしこの映画はジャズの映画なわけで、目を逸らしたところで、その素晴らしい音楽からは逃れることが出来ない。

そう、私は、音楽を聴いて大号泣したのだ。
こんな経験は初めてだった。

一滴涙が落ちたら最後。
もう本当に止まらなかった。
映画の終わる最後の最後まで泣き続けていた。
エンドロールで流れるジャズにも涙が止まらなかった。

何なら映画が終わった後お手洗いでまた泣いた。

ネタバレになるのであまり詳しくは言えないのだが、悔しくて、とにかく悲しくて、でもとても感動して、涙が止まらなかった。

正直、映画館ではもう二度と見たくない。

こんなにも泣き続けることが分かっていたなら映画館で見なかったのに。

・・・いや、それは違う。

内容を知っていたら恐らく初日に並んででも映画を見ただろう。
音の良い映画館で、最高の席で。

悔しさや悲しみ、思い通りにいかない切なさ。
そんな部分がギュッと凝縮されたような部分も描かれているけど、それ以上に、挑戦することや行動することの素晴らしさも描かれている。
見ると、自分も何か始めてみたくなった。

また、ジャズを通して育まれていく友情にも本当に感動した。
同じモチベーションで物事に挑める仲間を得ることは、実はとても難しい。
そして、それをサポートしてくれる人に巡り合えることも。
主人公の真っ直ぐな性格があってのこのストーリーだと思う。

映画を観る前と後では、ジャズのイメージが180度変わる。
ジャズは、精神で奏でる音楽なのだろう。
だから心に響くし、引き込まれる。
これは映画というよりも、ライブだと思った。

nekogaki

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