kinaco

Canon EOSKiss X50

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記事一覧

熟し切った桃を食べた。 桃は昨日の夜買ったものだ。 盆入りで、いつもより高い桃が並ぶ中、おつとめ品で一個だけ残ってた。 既に皮は全体的に黒ずんでいて、冷蔵庫で保管…

kinaco
1か月前
3

友の覚悟、臆病な心

ある日の出来事。たわいのない話をしていた日曜日の午後2時40分。ランチを食べ終えた私たちは、喫茶店に移動していた。 ランチで話し足りなかった職場の話や自分たちの周り…

kinaco
2か月前
1

コンビニで出会った本
喫茶店で一気に流し込む
ページを捲るたびに、自分の輪郭が鮮明になるのがわかる。
まだ私の感性は息を吸うことができたし、水を飲むことができたんだな。

kinaco
2か月前

kinaco
2か月前

アスファルトの反射が眩しくて上を向いた、
曇った青空が憂鬱な気持ちを掻き立てる。
あぁ、疲れた。そんなことを言いながら、今日も自然の色に励まされるのだ。

kinaco
4か月前
1

今日は思ってもいないことを言ってしまった
普段思ってないことだから口に出しやすかったんだ

kinaco
4か月前

limit

ただ、いい思い出にしていたいだけなのに それは引き出しにしまっておきたいのではない いつも指輪みたいに目に見えるところに身につけて、自分の勇気や気持ちとリンクさせ…

kinaco
4か月前

春になると思い出す

東京の春はいつから来るのだろう。 3月、東北の春はまだ後ろ髪くらいしか掴めない。たまに差す強い日差しも暖かさを感じるのは室内だけだ。外に出ると油断した首元から冷た…

kinaco
6か月前
4

音楽に救われたと思えるほど、回復した自分の気持ちに安堵する。

kinaco
7か月前

mirage

オーラが溢れる女性なりたい。 街を歩いていると、歩くというより、闊歩している、という言葉が似合う女性に見惚れる。 細いヒールで前だけを見て簡単に歩く女性はどうして…

kinaco
8か月前
2

どんな傷も寒かったり夜になると軋んで痛み出す。あっためて、眠るほかはない。じっくり痛いところを煮つめてコトコト…コトコト…
明日の朝にはすっかり灰汁も取れるでしょう。

kinaco
8か月前
1

落ち込む。
落ち込む時は足りない物が多い
時間にお金、余裕もない
窓の外を見ていたはずの視線もいつのまにか爪先まで下がっていて
周りのみんなが羨ましくなる。
けど、今がそういう時だと割り切るしかない。じっと耐えて寝ていればいつのまにか雪は溶け、鳥が歌い、花が香る。耐え忍ぶのだ。

kinaco
8か月前
1

雪の中、灰色の背景の中で、白い花の輪郭が曲線の滑らかさを際立たせる

kinaco
8か月前

私の頭の中はいつもごちゃごちゃで常にこの気持ちの答えを歌や小説から探してる。当てはめて、当てはめて、見えなくなった。でもこうして、自分の外に出さないとこれからも変わらないから、まずは一歩ずつ、外に、外に。

kinaco
8か月前

私が怪獣になったら

私が怪獣になったら。どうするんだろう。サイズにもよる。怪獣だからと言って大きいとは限らない。そもそも理性はあるのだろうか。ぐるぐる考えながらベットに横たわって、…

kinaco
8か月前

自分の言葉を吐き出して満足する。自分の思考が取り出せなくてイライラする。その繰り返し

kinaco
8か月前

熟し切った桃を食べた。
桃は昨日の夜買ったものだ。
盆入りで、いつもより高い桃が並ぶ中、おつとめ品で一個だけ残ってた。
既に皮は全体的に黒ずんでいて、冷蔵庫で保管していたものの、冷蔵庫に面してる部分は桃自身の重みで少し潰れていた。
チーズと一緒に食べたくて、チーズも買っていたが、触るだけで皮が剥けるから思わずシンクの上で剥くだけ剥いてそのままかぶりつく。
皮も黒ずんでいたが、果肉も繊維に沿って茶み

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友の覚悟、臆病な心

ある日の出来事。たわいのない話をしていた日曜日の午後2時40分。ランチを食べ終えた私たちは、喫茶店に移動していた。
ランチで話し足りなかった職場の話や自分たちの周りのあれこれ。いつもと同じ話も時間が深まるごとに言葉のラリーが早くなってくる。
その流れだった。友が好きなことの話をした。
やりたいことがあったが、踏み出すか迷っていたこと。踏み出したこと。行動に移したことを後悔していないこと。私はこれが

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コンビニで出会った本
喫茶店で一気に流し込む
ページを捲るたびに、自分の輪郭が鮮明になるのがわかる。
まだ私の感性は息を吸うことができたし、水を飲むことができたんだな。

アスファルトの反射が眩しくて上を向いた、
曇った青空が憂鬱な気持ちを掻き立てる。
あぁ、疲れた。そんなことを言いながら、今日も自然の色に励まされるのだ。

今日は思ってもいないことを言ってしまった
普段思ってないことだから口に出しやすかったんだ

limit

ただ、いい思い出にしていたいだけなのに
それは引き出しにしまっておきたいのではない
いつも指輪みたいに目に見えるところに身につけて、自分の勇気や気持ちとリンクさせたいだけなのに

過去はなきものとして忘れようとしえ
決して時は進まないのだ、という仮定に閉じ込められて

ただ、自由に在りたい

砂は何をしても落ちていくのだから

春になると思い出す

東京の春はいつから来るのだろう。
3月、東北の春はまだ後ろ髪くらいしか掴めない。たまに差す強い日差しも暖かさを感じるのは室内だけだ。外に出ると油断した首元から冷たい風が入り込み、身体を芯から冷やしてくる。
卒業式、始業式も冬物のコートは手放せない。中に着込む肌着の枚数だけが少し軽くなる。
やっと訪れたと思った春は、長い時間をかけて膨らんだ桜の蕾を一瞬で風で舞い散らす。

ずっとこう思っていた、春は

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音楽に救われたと思えるほど、回復した自分の気持ちに安堵する。

mirage

オーラが溢れる女性なりたい。
街を歩いていると、歩くというより、闊歩している、という言葉が似合う女性に見惚れる。
細いヒールで前だけを見て簡単に歩く女性はどうしてこう美しいのか。

人の悩みや抱えているものというのは目に見えないし、決して理解できるものではないというのは世の常だが、どうも私からは無敵に見えてしまう。

思い出したくもない辛い過去すらも振り返ることはないように見えるからこそ、美しいの

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どんな傷も寒かったり夜になると軋んで痛み出す。あっためて、眠るほかはない。じっくり痛いところを煮つめてコトコト…コトコト…
明日の朝にはすっかり灰汁も取れるでしょう。

落ち込む。
落ち込む時は足りない物が多い
時間にお金、余裕もない
窓の外を見ていたはずの視線もいつのまにか爪先まで下がっていて
周りのみんなが羨ましくなる。
けど、今がそういう時だと割り切るしかない。じっと耐えて寝ていればいつのまにか雪は溶け、鳥が歌い、花が香る。耐え忍ぶのだ。

雪の中、灰色の背景の中で、白い花の輪郭が曲線の滑らかさを際立たせる

私の頭の中はいつもごちゃごちゃで常にこの気持ちの答えを歌や小説から探してる。当てはめて、当てはめて、見えなくなった。でもこうして、自分の外に出さないとこれからも変わらないから、まずは一歩ずつ、外に、外に。

私が怪獣になったら

私が怪獣になったら。どうするんだろう。サイズにもよる。怪獣だからと言って大きいとは限らない。そもそも理性はあるのだろうか。ぐるぐる考えながらベットに横たわって、電気を見つめる。
とりあえずなにかぐちゃぐちゃに壊したい気分だ。豆腐みたいなすぐ壊れそうなものではなく、棚をひっくり返してお皿やコップを割ってみたり、会社のデスクの上をひっくり返したりしてみたい。
そんなこと怪獣にならなくてもできるな、そう

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自分の言葉を吐き出して満足する。自分の思考が取り出せなくてイライラする。その繰り返し