私が怪獣になったら

私が怪獣になったら。どうするんだろう。サイズにもよる。怪獣だからと言って大きいとは限らない。そもそも理性はあるのだろうか。ぐるぐる考えながらベットに横たわって、電気を見つめる。
とりあえずなにかぐちゃぐちゃに壊したい気分だ。豆腐みたいなすぐ壊れそうなものではなく、棚をひっくり返してお皿やコップを割ってみたり、会社のデスクの上をひっくり返したりしてみたい。
そんなこと怪獣にならなくてもできるな、そう思った瞬間頭の中は真っ白になる。
どうせ怪獣になっても、家族や友達は人間のままだ。寂しさは自分にとって最もストレスなものと自覚している。1人の孤独に耐えられずすぐに人間に戻りたくなるに違いない。
しょうがないから明日も人間でいたい。