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アキの詩集

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2023年7月の記事一覧

言葉の花束ーアキの詩集No.117

言葉の花束ーアキの詩集No.117


1.「夏色のトンボ」
お日様色に染まった
黄色いトンボが

ふっと
私の側を
横切ったよ

夏と言えば

黄色いトンボが
飛び交う季節だね

夏色のトンボが
青空の下

猛暑にめげることなく
健気に飛び交う様を見れば

自然と
私も元気が湧いてくるよ

君は何で
そんなに元気なの?

その問いに
応えることなく

夏色のトンボは
颯爽と
空の彼方へと飛んでいく

生きることに
理由なんて無い

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言葉の花束ーアキの詩集No.116

言葉の花束ーアキの詩集No.116


1.「即席かき氷」冷たいお茶を
飲み干して

残った氷を
捨てるのは勿体ない

口の中に
ひんやりとした
氷が入れば

たちまち
かりかりと
歯で削られ  

即席の
かき氷となる

その
食感が
たまらない

シロップは
なくて良い

水本来の
風味を楽しむ
即席かき氷

夏を楽しむ
ちょっとした
お遊びだ

2.「つまらないつぶやき」人も
紐も
誰かとの絆も

切れない方が
良いけれど

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言葉の花束ーアキの詩集No.115

言葉の花束ーアキの詩集No.115


1.「夜」あなたと
言葉と瞳を
交わし合い

共に
笑い

あなたを常に
感じていた
あの日々は

夜なんて
あっという間に過ぎてしまって

いつまでも
夜が続いて欲しいと
思っていたのに

あなたがいない夜は
時が過ぎるのが遅すぎて

眠ろうにも
眠たくなくて

何をして
時間を潰そうか

考えるのも
億劫で

ただ
ぼんやりと
過ごすのが情けなく

つい
あなたと過ごした日々を
思い出してし

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言葉の花束ーアキの詩集No.114

言葉の花束ーアキの詩集No.114

1.「輝き」自分の中の

イライラや

悲しみ

不安

その他あらゆる

マイナスなものを

くるくると巻いて

一まとめにして

空の彼方へ

飛ばしてやる

放り投げたそれは

流れ星になって

空の中を輝くんだ

そのくらいの気持ちがあれば

あなたという星も

本来の輝きを取り戻すよ

2.「年に一度の逢瀬」年に一度の
逢瀬を果たす

織姫と彦星

1年も
離れ離れで

2人は
どういう

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言葉の花束ーアキの詩集No.113

言葉の花束ーアキの詩集No.113

1.「アジサイの色」青いアジサイ

紫のアジサイ

どの色も
綺麗なアジサイ

アジサイは
土の成分によって
その色が決まるという

では
私をアジサイに例えたら

どんな色を
しているかしら?

今まで生きてきた
経験や知恵
色んな想いが

自分というアジサイを
染め上げているとしたら

どんな色だろうか?

美しくないとしても

自分にしか出せない
世界にただ1つの色に
染まっているんだろうね

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