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言葉の花束ーアキの詩集No.113


1.「アジサイの色」

青いアジサイ

紫のアジサイ

どの色も
綺麗なアジサイ

アジサイは
土の成分によって
その色が決まるという

では
私をアジサイに例えたら

どんな色を
しているかしら?

今まで生きてきた
経験や知恵
色んな想いが

自分というアジサイを
染め上げているとしたら

どんな色だろうか?

美しくないとしても

自分にしか出せない
世界にただ1つの色に
染まっているんだろうね

オンリーワンの色に染まる
私だけのアジサイを

これからも大切に
育てていきたいよ


2.「愛で返していきたい」

自分の
弱さが
本当に嫌いだった

でも
今は

自分の弱さも
醜さも
惨めな自分も

みんなまとめて
大好きだ

そう思えるまで
凄く時間がかかったよ

長い時間をかけて

こうしなければという
いらない観念を捨てることが出来た

自分の
マイナスと思えるものも

見方によっては
プラスになるし

意外と
人に自分の弱みを
受け入れてもらえることもあって

気が付いたら
こんなにも
自分を愛おしく思えるように
なっていた

それも
私を受け入れ
愛してくれた人達のおかげだよ

私を愛してくれた分
私もその人達に
愛で
返していきたいな


3.「自分は自分だから大丈夫」

自分の上に
神様を置いて
崇拝する必要は無いし

自分の下に
見下す対象を置いて
自尊心を保つ必要も無い

私は
どこの位置にいて
どういう環境にいても
大丈夫

そう
信じて
自分を保つこと

そして

自分を自分で
導けるよう
自立していくこと

それを心がけていけば
自然とそういう風に
なっていく

自分は
どこにいても自分だから
大丈夫

自分の上や下に
誰かがいても
構うことはない

そう
思える強さを
持っていたい


4.「身綺麗にするのはエチケット」

身だしなみを
整える

身綺麗に
する

それは
見栄のためではなく

周りの人を
不快にさせないための
礼儀作法

派手な化粧は
いらないけれど

必要最低限
身綺麗にしないと
関わる人に失礼だし

自分は
それだけの人間だと公言し

自ら
自分の価値を下げることにもなる


5.「人生は冒険」


私は
真っ直ぐで舗装された
既存の道を通りたくないらしい

でこぼこ道や
曲がりくねった道

たまに
獣道とか

一風変わった道を辿り
冒険を楽しみたいらしい

道がなければ
自ら道を開拓したい

そのくらいの気概があるなら
この先も
大丈夫だ

人生は
冒険だ

自分の辿った軌跡を
振り返ったら
きっと面白いだろうな


6.「人は弱くて強い」

そっと
傍に寄り添い

何となく
言葉を交わす

視線を
交わす

一緒の空間の中
一緒に時を過ごせる人がいる

時に
共に笑い
共に怒り
共に泣き

弱みを見せ
弱音を吐ける

そういう相手がいるだけで
心は癒され
満たすことが出来る

人を人によって
救われることが多い

弱みは誰にだってあるから
人と人は
支え合い

支えてくれる人がいて
支えたい人がいるからこそ
人は強くなれる


7.「夏の深まり、蝉時雨」

職場に着いて
車から降りたら

ふと
聞こえたよ

蝉時雨が

気のせいかしら?

いや
多分そうだと思う

今年
初めて聞いたよ

耳を澄ませば
小川のせせらぎのようだね

とても
聞き心地が良いよ

夏が深まれば
いっそう暑苦しくなるけれど

蝉時雨を聞けば
少しは気持ちが
涼しくなりそうだよ


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