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心の声に従う

今まで、私は仕事やビジネスにおいて、新しい事を生み出す事に集中してきました。
他の方は他の方として、自分の中で「何も生み出せない自分がダサい」と考えていて、それを避けた生き方をしようと生きてきました。
結果的に、うまくいった事も失敗した事もあり、それも含めてキャリアを構築できていると考えています。

でも、その中で忙殺されていたのも一方にあり、部署が変わったタイミングでキャリアの踊り場に立っていると私は私自身の今の立場を捉えていて、空いた時間で考える事も増えました。
考えた要素の中の一つとして「自分の価値をどう残すか」というものがあります。

今までの自分であれば、「創造的な仕事によって何を生み出すか」に焦点を当てていたのですが、部署異動によってゼロスタートになった現在においては、創造的な仕事とは程遠い所にいます。現在の運用をどう回すか、目の前の改善といった仕事が与えられており、それ自体に価値はあり、こなしてはいるのですが、自分の中で消化しきれないものがあるというのも一方でございます。

ここで、腐るのも腐らないのも自分の選択肢としてはあるのですが、私にとって前者はあり得なくて、「ならどうするか?」に思考の方向性を切り替える事を真剣に行なっております。

ちなみにスティーブ・ジョブズの名言で、点と点の話があります。

将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。

私は利口ではないので、「点と点が繋がっているのを信じ続ける」という希望を抱き続けられないです。何かしら現在や未来との因果関係を考えた上で、一手を打つように点を置くことしかできなくて、そこは自分の弱さだと考えています。
一方で、この発想だから一貫した行動を取れている面があるのも一方であり、様々な事の継続する意思にも繋がっていると考えています。

こういう自分の向かいたい方向性と、自分が向かっている方向性がずれている場合、できることは何手かあると考えています。大事なのは、何より自分の「心の声に従う」ことだと思っていて、その為には内省の時間が何より大切だと考えています。

その為のツールとして、以前に記事にした日記などがあるのですが、日記を記して、事象やファクトから感情の動き、抽象化、具体化、転用を捉えていくと、自分の心の傾向が分かってきます。
その心の傾向を掴んだ上で、自分の進みたい方向性に舵を切ると自分が人生のハンドルを持っている感覚を得られるのではないでしょうか。

また、逆に今、自分自身がキャリアの分かれ道であったり、踊り場に立っているのであれば、そこを更に成長させるには、自分自身と対話をするしか方法はないのではないでしょうか。
また、そういう時は時間も割とあるので、自己研鑽に励むのも一つなのかなと考えています。

結果的に、意図するなら飛躍する必要はないのですが、私は飛躍したいので、プレゼンテーション資料を作って、プレゼンできる場所に応募できる事をしています。

それが実を結ぶかは正直、全く分かりません。
でも、したいからしている今の行動に対して、一切の後悔はなく、自分の心の声を聴いた結果なので、いつか花開くのを行動しながら待っているだけかなと考えています。

「あなたは人生において何がしたいですか?」に答えられる事、それが内省で見つかると本質的に信じていて、逆にそこにしかないと考えています。
ちょっと新しい季節で、右往左往しがちなこの時だからこそ、自分の心の声を聴く事が何より大切なのではないでしょうか。

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