しなやかに生きる

最近、「しなやかに生きる」大切さを実感しています。

家族がいて、友人がいて、職場の人がいて、病気があって、
日々、数が数えられないほどの自分以外の影響が目の前に広がっている。

その影響は、良いものもあれば、ノイズになり得るものもある。
大事なのは、「状況を受け入れた上で、いまここをどう捉えるか」だと思っています。

その中で、しなやかにどう繋がるのかと言うと、
「適度に流し」「根は強靭で」「強風にも耐え抜く」という所に繋がります。

つまり、ありのまま自然の影響を自然として受け入れ、
しなやかに捉えることで、物事をコントロールしようとせず、
受け止めながら流されきらず自分の考えを保持できるのではと考えました。

それは、私にとっては「強さ」の象徴であり、
「流れ」に逆らわず、「いまここ」を捉える現実的な解釈でいます。
いかにも日本的な武道のような考え方かもしれません。

私は剣道をやっていたので、向こうが面を狙ってきたら、
剣先を少しズラして小手を狙う感覚です。

では、しなやかさがあると何が良いのかと言うと、

堅すぎても折れる、根が弱いと根こそぎ持っていかれる、
ありのまま受け入れる、風がやむと素早く立ち上がると言うのがポイントで、
表現的には「いなす」と言うのが丁度当てはまるのではないでしょうか。

現代人はストレスが日々ございます。
哀しいかな、ストレスに埋め尽くされて、潰れてしまう人も多くいる中、
現実をありのまま受け入れた上で、しなやかに生きれると、
もっと気持ちも軽く受け止めることができるのではないでしょうか。

特に、新たな環境に飛び込む時、自分が耐えることに疲れてしまうぐらい
耐え続けている時、細かなストレッサー要因が積み重なっている時、
どうしようもない程、心が疲れ切っている時、この話を思い出してみてください。

Doではなく、Beに近いため、特効薬には決してなり得ないとは思いますが、
気持ちの切り替えには役立つのではないでしょうか。

どうしても強さと言うと筋肉質、鋼鉄なイメージが強くなりがちですが、
そんな時こそ「自然体でいなす姿勢」を持つと、自分を保ちながら、
人生が一つの「流れ」のように捉えられるのではないでしょうか。

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