見出し画像

冒険しよう、開拓しよう。

私の最近の人生軸の一つとして、「冒険する」というものがあります。
というのは、逆を言うと自分はアンパイばかりを選択する癖があり、補正する事を意図して、「冒険する」という言葉を使っています。
よく例えられる表現かもしれませんが、自分の人生を「旅」に例える表現にワクワクしたりしますよね。その延長線上に「冒険する」という判断軸を据えておくと、自分の人生の選択をしなければならない場面で「軸」というものが存在して、一貫した行動に繋がってくると私は考えています。

では、なぜこの「冒険」という存在が大事なのでしょうか。
それは「冒険≒リスクを取る」ことが自己の形成における成長過程に欠かせないと考えているからです。

日本における経済の伸び率が弱い原因として、「生産性が低い」という要素があります。
それは日本の慢性的な問題として存在しており、「無駄」と感じる業務が各所に存在するからだと私は思っています。
私は現在、外資で勤めており、別に外資の働き方が完全に生産性が高いとも言うつもりもないですが、少なくとも求められるレベルが圧倒的に異なると考えています。
では、実際に日本の伝統的な企業と外資で何が違うのかと言うと、求められるスキルの高さであったり、スキルの向上を常に求められたり、大量の高い質のアウトプットを凄い速度で求められることが違っていたりします。
逆を言うと、それぐらいの要素しかなく、特別な要素がある訳ではありません。

日本人は社会人になってから勉強をする人が少ないと言われますが、私は実際、若干仕方がないのではと感じる部分がございます。
片道1時間以上の電車に乗って、残業をして、疲れ果てて家に帰るという状態が常態化していると、勉強に手をつける、スキルアップするという余裕すら無くなってしまうのではないかと考えております。
それは、慢性的な病気のように広がっていき、「休日は休息の為に寝る」というよくある行動に置き換わってきます。
結果的に、諸外国の生産性はどんどん高まっていき、非効率な日本の企業は相対的に落ち込んでしまうというスパイラルにはまってしまうのではと考えています。

ではその状態から抜け出すにはどうすれば良いのか?という私なりの答えが「冒険する」ことだと考えています。
「冒険する」というのは、単に「転職をする」という訳ではなく、「今までにやったことがない経験を取りに行く」という意味を持っています。
未知のことに挑戦する際には「学び」は必須ですし、「挑戦する」ということは当たり前に行わなければなりません。
学術的な言葉を使うなら「越境学習」という表現をしますが、自分にとって未知の場所、未知の経験をするということは学習効果としても明確に証明されているものと言えます。

その未知の経験を行うには、「まず手を挙げる」ということが何より重要ですし、今まで誰もやったことがない未踏の領域について「開拓をする」という気概が必要なのではと考えています。「開拓」のない所には、土壌は育たないですし、刈り取る稲穂自体も育たないと考えています。

結果、キャリアを向上させていきたいと考える人には「冒険する」ことが大事だと考えており、意図的に選択肢が目の前に現れた時に、「リスクを取る」選択を自ら取ることで、新たな自らのキャリアの可能性を「開拓する」ことができるのではと考えております。
もちろん、リスクはリスクなので、適切に可能性を考慮した上で、自分にとってのストレッチな目標を管理することが大事だと考えています。

経済的な停滞も長期間続いており、今後も回復の見通しが立たない今だからこそ、部分最適としての自らのキャリアを見つめ直すのも一つなのではないでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?