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自分という存在、人生の意味について

私たちは何を持って自分を自分と認識しているのか?

そんな疑問にアッと思わせられる体験がこの本にはありました。

さとりをひらいた犬
著書:刀根健
著者は末期癌からの回復といった経験をしているとのことでした。

この本で語られているのは、自分の心の声、魂の声を聞くことの重要性ということ
本当の自分を探す旅のようにも感じますが、その中で特に自分という存在の再認識なのかなと思います。

自分というのは何で構成されているのか。
確かに私自身、今まで度々自分と向き合ってきて、自分って何者なんだろうっていうことを常に考えてきました。

自分というのは大きく3つから構成されていて、

身体・エゴ・魂


身体とは肉体のことであり、魂の入る器・乗り物
エゴとはその身体を動かすためのブレインであり
魂こそが自分という本質である


自分ってなんなんだろう?
なんのために生まれてきたんだろう?
私は誰?

こんな疑問が浮かぶことがあるのかなって思います。
私は小さい頃からずっとこんなことを考えてきました。

人間誰しも、親がいて、その親から生まれてくると思いますし、その後名前がつけられて、
自我が芽生えて、自分の名前を呼ばれることによって、自分が〇〇という名前なんだという認識をします。


でもそれは後天的に名前をつけたということに過ぎなくて、本質的なわたしは誰?ということの解にはなっていないですよね。

でも実はここにヒントがあるのかなと思っています。

生まれた赤ちゃんが
わーーーーーーーーーーーーーって
泣いているのが、
「なんでこの世に生まれ落ちてしまったんだーーーー」

なんて言っていたら面白いですよね。

でも名付けられた自分の名前を呼ばれたら、それに反応し始める、すなわち、生まれてから初めて認識し、受け入れるっていうことが行われているのではないかと思います。

ということは私は誰なんだろう。
この世に生まれた理由。

それは本質的には、

”ない”


が一つの答えになるのではないかと思います。

そうないのです。
自分が誰かということも、生まれてきた理由も。
でも大人になっていくに従って、もしくは大人になって、人はなんで生きているんだろうとか、辛いことがあると根本的な問いに戻ってくるような気がします。
なんでこんな家に生まれてしまったんだろう、親ガチャに外れてしまった、なんで自分はこんなに不幸なんだろう、なんで貧乏な環境にって。

よくよく考えてください。
日本に生まれただけでかなりの確率で豊かな国に生まれているのではないかと思います。人に生まれただけで途轍もない幸せなのではないでしょうか。

当たり前のように今を生きているから、余計にわからなくなってしまって、極端なことが考えられない、考えたくないということからなのかもしれませんが、圧倒的に幸せもんだと思います。

ただなぜ迷うのか、なぜ疑うのか、なぜなのか。。。

それは自分の人生の目的を決めていないからなんだと思います。
自分の名前、自分を呼ぶ呼称は決めました。
しかしながら、なぜ生きているのか、何を達成するために生きているのか。

ここの自分の人生の目的、命の燃やしどころというのは自分で決めるものであると思っています。
これは誰にも与えられていないので、あるはずもないですよね。
でも名前も与えられていなかったらそれもあるはずがないですよね。

名前は他者に決められているもの、決めるという選択をされています。
この人生の目的については自分で決めるということが大事になっていきますし、実はそれしか方法がないのかなと思います。

実は過去の人間は”生きる”ということが大きな人生の目標であったこともあると思います。旧石器時代など狩猟の時代は、男や力のあるものは食糧を求めるために狩をする。それが生きるということだったから、目的が必然と決まっていました。女は子を育てるということ。

ただ今の時代はそれすら忘れ去られて、色んなコンテンツメディアによって、多種多様な価値観、ライフスタイルが目まぐるしくなっていて、本来の自分というものがわからなくなり、他者に影響を受けていろんな形に変容していくのかと思います。

何も考えずに生きてきて、それはそれで楽しかったり、辛かったりいろんなことがあるかと思いますが、
この人生の目的を無意識に生きていて、実はその指針に沿って生きているということがあるんです。不思議ですよね。

ふと苦しくなった時、迷った時は、今までどうやって生きてきたのかということを振り返って、自分の人生の目的ってなんだったんだろうって見つめ直すのがいいと思います。

それが間違いなく今の自分という存在を作り出しているのだから。

楽しく生きていきましょう〜


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