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聴覚情報処理障害(APD)

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聴力は問題ないけれど、聞き取りに困難がある聴覚情報処理障害(APD)について触れた記事をまとめています。主にデジタル耳栓(ワイヤレスノイズキャンセラー)の使用体験談を書いています。
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#仕事

職場でデジタル耳栓つけてみて〈1年半〉

職場でデジタル耳栓つけてみて〈1年半〉

デジタル耳栓着用感及び復職日記の記載がストップしてましたが、何とか生きてます。
同僚が病気休暇に入ったり同じ係で同時に2人新型コロナ陽性になったりとドタバタありましたが、何とか生き延びました……。
そんなこんなもありながら、今年も仕事納めと向かっていっています。今年を振り返ると、自分の体調を注意深く観察・分析しながら適宜主治医に意見を求め、障害福祉サービスにサポートを受け、上司と相談を行い、自分の

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職場でデジタル耳栓つけてみて〈3ヶ月目〉

職場でデジタル耳栓着用開始して3ヶ月が経とうとしているので、出来事や所感をまとめます。

実は診断を受けた際に先生より、聴覚情報処理障害(APD)の当事者会に参加してみては、との提案を受けました。そこで、LINEのオープンチャットで当事者会的なものがあったので早速参加しました。

その中で、定期的にデジタル耳栓についての質問が上がってくるので、それに対する1つの体験談の寄稿でもあります。

良い変

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職場でデジタル耳栓つけて困ったこと

職場でデジタル耳栓つけて困ったこと

職場でデジタル耳栓つけて約3週間。たくさんのメリットを享受していますが、「慣れないなー」「上手くいかないなー」という点ももちろんあります。

今日はそうした困り間についてお話します。

聞き取りにコツが必要自分の場合、着用の仕方が悪いのか、最初は人の声がほとんど聞こえなくなりました。対処としては骨伝導で聞くよう意識すると聞こえるようになりました。

骨伝導で聞くと言っても、正式な骨伝導での聞き方を

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職場でデジタル耳栓をつけるまで

職場でデジタル耳栓をつけるまで

この記事にコメントいただいて、デジタル耳栓着用するまでの道程が走馬灯のように見えたんですよね。その新鮮な感動を忘れない内に備忘録として書き留めます。

振り返った雑感としては、採用面接の時にノイズキャンセラーつけていけば良かったなあと。まあ現職につくまではそこまで困ってなかったので仕方ないですが。

ただ結果的に、自分が転職する際に抱いていた「大きな組織の中で働きながら、周囲の理解を得て労働環境を

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10秒以上の説明を理解できない件

10秒以上の説明を理解できない件

ランダムに数字を聞いてそれを復唱する検査があります。正順逆順共にそれぞれ複数回行い、3つから5つまで順に桁数を増やしていきます。検査者が数字を話すスピードは、3、8、0、というように一音一音区切ります。

この検査の目的は、耳から入る情報をどのくらい保持できるか確認することです。検査後に、平均的にはどのくらい復唱できるのか聞いたところ、正順で5桁、逆順で4桁とのことでした。

私の場合。正順はしど

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職場でデジタル耳栓つけてみた〈初日〉

職場でデジタル耳栓つけてみた〈初日〉

聴覚情報処理障害(APD)ってご存知ですか?

雑音下で人の話し声が聞き取れなかったり、相手の話してる内容が不明瞭にしか聞き取れず、メモも追いつかなかったりする症状のことです。詳しくは以下のリンクをどうぞ。

小さい時から、友達や先生の声がはっきり聞き取れず、何度も聞き返しては怒られるを繰り返していました。授業でも先生が何を話しているか全くわからず困りましたが、板書と教科書で何とか

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