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さりなぽりたん
2021年10月26日 08:59
『体の中にはこんなにことばってあるものでしょうか。』p.233私も同じこと思ってました。よく「無言でも気不味いことがない関係」が仲良しの条件に真っ先にランクインしてるけど、私の場合は好きなことや自分のことを面白くなくてもオチがなくてもいいから聞いてくれて、同じくらい好きなことや自分のことを話してくれる人に心を開きやすい。その時によくこれを思う。脳が口に追いつかねえ!みたいな。脊髄で喋っ
2020年12月29日 17:27
朱川作品は大学2年の冬に『都市伝説セピア』で世界観が好きになり、『鉄柱』という短編を読んで衝撃を受け、それから全ての作品を読んできました。大学4年も終わりの今になると朱川作品にちょっとしたマンネリのようなものも感じていて、購入したのは半分義務感もあったと思います。卒論が終わった直後で論文の読みすぎだったためか言葉が俗っぽくて慣れるのに時間がかかりました。さて、『わたしの宝石』は短編が6つで
2020年7月29日 17:39
1、朱川スタイル朱川さんは「懐かしさ」や「思い出」といった、優しくも残酷な時の流れをテーマにしたものが多い気がします。朱川作品をあらかた読んできた私にとって、今年の4月に発売されたばかりのこの作品を読むのはもうなんか謎の使命のように感じてしまったのも事実です。これは一つの街を舞台にして、それぞれの運命や人生が交差しあいながら大きくも小さくもとれるおはなしが短編として詰め込まれています。