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旅びと・追憶のカシュガル2・読後感

読んだ。

京都
韓国と東京
埼玉の高麗
イギリスのシェフィールド
カシュガル、新疆ウイグル自治区。

なんと、歴史深い、そしてその中にある人々の生活、文化、秘められた出来事、それによる人生や運命の歯車の周り方、、。
人の感情や思考の矛先を決める決定事項。

なんとも言えない感情が心の中を駆け巡った。

特に。
カシュガルの人々については、今の状況踏まえて心にぐーっとささってくるものがある。
今、この時代においても、同様のことが起きている現実について考えさせられた。

旅は、知らなかった世界、自分の『常識』を覆させられる。

人により、常識なんてものは違うのだ、と教えてもらったのが旅、そのものなのだ。

自分にとってはこれが常識、そう思っていたとしても、あの人にとっての常識はそうではなかったり。


自分の出自にもかかわることだ。

いろんな旅、しかも歴史を含めた旅をさせてもらえた。学ぶこともできた気がする。

ただ、またしても教えられたのは、普段からミステリー作家として島田荘司さんの作品を読んでおられる読者の方々は、この本がミステリー本ではなかったことに残念な想いを持っておられること。ほとんどの方がそのようだったとのこと。

一方、自分のように旅の本、としてその目的でこの本を読んだものにとっては。
最高の旅本だったこと。

その違い。目的の違い。
 
うあー。視点が、目的が違う、ということが、こんなにも感想の差を生むのだな、と。

とにかく自分にとっては本当に良い旅をさせてもらえた本だった。

最後に。

ウイグルの人々に、平穏な日々が再びやってきますように。

民族文化や歴史の伝達、固有の思想や文化的行事や言語の伝承、それらは大いなる文化的価値のあるものだからこそ、伝え続ける必要のあるものだ。

そのことをさらに強く思い起こさせてくれたこの本に、島田荘司さんに、心から感謝と賛辞を送ります。

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