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【TEDを観て】ストレスは捉え方次第で良いものになる

こんにちは、なおきです(@naoki_blogger)。

現代社会ではストレスを感じる機会が多くなってきました。心理学者で精神科医のアルフレッド・アドラーは、「すべての悩みは対人関係の悩みである」と述べています。人と関わると良いこともあれば、衝突が生まれることもあります。

そこで今回はストレスの受け取り方を変える動画を紹介していきます。

【ケリー・マクゴニガル】ストレスをあなたの友達にする方法

このトークは「ストレス」との付き合い方がメインテーマになります。ストレスを去年どれくらい受けたのか?という質問から始まるこのトーク。ストレスの実態や多くの人が抱いている間違いを解いてくれます。

ケリー・マクゴニガルさんは、健康心理学者です。現在44歳で『スタンフォードの自分を変える教室』や『スタンフォートのストレスを力に変える教科書』などを出版されています。

ストレスは体に悪いと信じると死亡率が上がる

研究の中でストレスについて分かってきたことがあります。一年を通して、ストレスをひどく感じたと答えた人は心臓病で死ぬリスク43%があがったそうです。

※ストレスが体に悪いと信じた人だけ死亡率が上がりました。

しかもストレスの死亡率は、死因のなかで一位。皮膚ガンやパーキンソン症よりも死亡者が多かったみたいです。またストレスを感じると、コンチゾールが分泌されます。心臓の鼓動も早くなり血管も収縮するそうです。その結果、心臓病で死ぬリスクが上がっていきます。

そう考えると更にストレスが嫌になりますよね…。ただこれはストレスが体に悪い影響をもたらすと信じた人だけでした。

【捉え方次第】ストレスの良い影響とは?

事実、ストレスへの考え方変えた人は体の反応が変わったそうです。ストレスを感じたとき、鼓動は早くなるものの、血管が収縮しなかったそうです。

どんな考え方かというと、「ストレス反応は、目の前のチャレンジに体が備えてくれている」という考え方です。なのでストレスは自分にとって味方になるものと考えることで死亡率も下がります。

また他にも、ストレスは人を社交的にしてくれます。というのもストレスを感じたとき、オキシトシンが発生するからです。オキシトシンが分泌されることで、人との距離を縮めたり、家族や友人との身体的な接触、人への共感、人への思いやりを望ませる欲求を強くします。

しかもオキシトシンが発生すると体にもいい効果があるんです。血管をゆるめてくれたり、心臓の細胞を修復してくれたりします。さらにストレスを受けたあとに、人を思いやったり手を差し伸べたりするともっとオキシトシンというホルモンが分泌されます。

とあるアメリカの調査では、重大なストレス(経済的困窮/事故や災害など)を受けると死亡率が30%上がったことが判明しました。しかし他者を思いやったり手を差し伸べたりした方は、死亡率が0%でした。死亡率の増加がなく0%のままです。

なのでストレス=体に害というわけではないんです。ストレスへの捉え方を変えたり、違った行動をすることで、死亡率が下がったり他者ともっと関わりたいという欲求を起こさせてくれます。

【まとめ】ストレスは捉え方次第で味方になる

まとめると、
・ストレス=体に悪いものと信じていた人々は心臓病で死ぬリスクが43%上昇した
・ストレスを感じたら「目の前のチャレンジに体が準備している」と肯定的に捉えること。
・ストレス反応は自分の挑戦や困難に味方してくれる
・オキシトシンが分泌されると人をより社交的にしてくれる
・重大なストレスを感じても、人への思いやり・手助けなどを忘れなければストレスからの死亡率は0%になる


この記事が学びや参考につながると嬉しいです。僕もストレスへの捉え方を変えて、味方にしていきたいと思います。

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