Naohiko

「シンプルであれ、前向きであれ」を今年の格言にして日々生活しています。自分の在り方をベ…

Naohiko

「シンプルであれ、前向きであれ」を今年の格言にして日々生活しています。自分の在り方をベースに発信しています。

マガジン

  • 【IDEA】

    私の意見・考えを発信しています。動画や本、画像を参考にしています。

  • 【PRIVATE】

    私物やマイブームなど個人的なものを紹介しています。

  • 【NOVEL】

    短編小説を掲載しています。主にミステリー小説になります。

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    日々の日課を写真で紹介しています。

最近の記事

【IDEA】FATからFITへ!

今回は「健康習慣」に関する記事です。近頃、フィットネスブームということもあり、ジム業界は半ば飽和状態になっています。私は、ジムの会員ではありませんが、職場でトレーニングすることが多いです。トレーニングメニューや最適なフォーム、それらのメリット・デメリットに関しては、本や動画でいつでも確認でき、情報がたくさん溢れています。 環境の面でも情報の面でも充実していると、今度はそれらの選択に労力を割くことになります。 「情報過多の昨今、もう何を信じて良いか分からない!そんな時は…」

    • 【IDEA】感染して学んだこと

      今回は心身の「不調」の記事です。私は健康に気を使っている方ですが、それでも年間通じて、問題なく仕事をこなせるとは限りません。以前であれば、ちょっとした咳や鼻水、微熱であれば気にせず働いていましたが、コロナ禍になってから、どうしても対外的な場面は気にします。ましてや、教室で授業をする手前、下手すれば感染源になりますから、多少神経質になっていました。 ところが、去年、気の緩みがあったのか、お盆明け「あれ、喉の調子がおかしいな…」と思ったのが事の始まりです。 正直、検査しなければ

      • 【IDEA】「組織として!チームとして!!どうかと思います!!!」

        今回は「協力」する大切さを記事にします。チームワークと言い換えても良いと思います。因みに、タイトルの台詞は私が以前、務めていた職場で、ある先生が激怒して放った言葉です。 当時、職員室の雰囲気がとても悪く、事件は朝の打ち合わせで起きました。休職者が多く、そんな状況でも愚痴や陰口が多く、嫌々仕事をする先生がいたので、頭に来たのでしょう。怒鳴ったのは、女性の体育教師でした。 実は、学校というのは基本的に縦割り業務です。学年の仕事、教科の仕事、部活の仕事などで区分けされており、どうし

        • 【NOVEL】体躯の日 第12話(最終話)

           玄関の扉をノックする音が聞こえて来た。当初、俺はこの朝のドタバタが終わるものだと、てっきり思っていた。が、それは事の発端にすぎず、発端というよりもはや、扉が開こうとしていることに終末的な気分にさせられるのだった。固く心を定めていたはずの意思が、ここにきて緩みつつあったからであり、正直怖くなっていたのだ。俺の身体は、短く「はい」と玄関に向かって声を放った。その明瞭さは自信に満ち満ちていた。どうしてこいつは、こんなにも自分の風体に疑問を持たないのだろう。俺は小さな声で「やっぱり

        【IDEA】FATからFITへ!

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        記事

          【NOVEL】体躯の日 第11話

           うん、少し遊び過ぎたな。面接の時間もいよいよ迫ってきているはずだ。なに、これから起こることは簡単なことさ、すぐに終わる。これが済んだら、早急に面接会場へ向かえば良い。 「すぐ来るってさ」奴は受話器を置くと、こちらの方を見て言った。 「そうか、手間をかけて悪かったな」 「あぁ」 「でも、これはお互いに生じている常識の食い違いを解消するためだよ。分かってくれるだろう?」 「…」 「それとも、今すぐ元の状態に戻って、これまでのことは無かったことにしても良いが?」  我ながら若干言

          【NOVEL】体躯の日 第11話

          【NOVEL】体躯の日 第10話

           心外な疑いを掛けられて気に入らないのか、身体は低い声で俺に聞き返した。これこそが、考え得ることだと思っていた。俺は、一方的な私感によって疑いを掛けてしまうのだが、そもそも口論というものはそういうものだ。 「たしかに、お前は飯を食いに行くと言って、部屋を出たところまでは認めよう。だが、一階のバイキングで食事を取り、試験会場の下見まで行って来たという作り話くらい、日頃こすい俺なら考えられる。ましてや、騙す相手が俺であれば、その嗜好も容易に把握出来るのではないか?『フロントに鍵を

          【NOVEL】体躯の日 第10話

          【NOVEL】体躯の日 第9話

           あれこれを踏まえて欲しいと、俺は奴に言い開くのである。奴は、うんうんと聞いているのだったが、肘掛に腕をだらしなく乗せると、右手の人差し指を意味も無くとんとんとさせ調子を取り始めた。腕時計のガラスと裏蓋をさすり始める。手元の落ち着きが無くなるのは、飽き飽きしている証拠である。日頃、物事が思うようにならないでいると、このように目に映ってしまう不快な仕草は、俺が客観とも呼べる目を徐々に持ち始めているからであろう。そうだ、こいつは俺なのだ。自己中心性の高い人間なのだ。自分のタイムス

          【NOVEL】体躯の日 第9話

          【NOVEL】体躯の日 第8話

           背広姿の俺が、何事も無く部屋に戻って来たのは間も無い。 右手で腹をさすっては軽く叩いている様子を見ると、朝食が望み通り満ち足りたようであった。左手には朝刊を持っている。察するに、俺の取り越し苦労だったのは否めない。 「いやぁ、ビジネスホテルの朝食があそこまで立派なものであると、もはや仕事目的でなくてもこりゃ満足出来るな」 「そいつは良かったな」 「あぁ」 「一階まで無事に行けたのか?」 「あぁ、当然だ」  身体はそう言ってコップを手にすると、一旦洗面所へ向かい水を注ぎに行っ

          【NOVEL】体躯の日 第8話

          【NOVEL】体躯の日 第7話

           まったく、俺の身体のくせに舐めた真似をしてくれたな。あいつは、自分が世間で如何に異端な存在であるかを分かっていないのだ。この時間帯であれば、バイキングの会場は宿泊客でそれなりに混んでいる。配膳台で首の無い背広の男が、平然と自分の茶碗にご飯を装っていたら、会場の寝ぼけ眼は、一斉に珍獣を見るような目になってしまうであろう。  そもそも、一階の会場へ無事に辿り着けるだろうか?会場へ向かう途中、騒ぎになる可能性はいくらだってあるのだ。 廊下で若い女と擦れ違ってみろ。それこそ悲鳴を上

          【NOVEL】体躯の日 第7話

          【NOVEL】体躯の日 第6話

           思い描いていた人物像とは全く異なる。当初予想していたのは、水色のつなぎを着て、三角頭巾をかぶっている若い男。または、マスクをして、黒を基調とした服装で特徴と呼べる特徴を隠し、目立たぬ身長で痩せ気味な奴。男の身形を見るや否や、それは清掃員でも泥棒でもないことはすぐ分かった。  風体に見覚えがある。というより、普段、自宅の洗面所や姿見で毎朝毎日見る体格だ。俺はあの身形を散々見て育ってきた。学生時代、形が育って成熟していくことがステイタスになったものだ。  元来、俺は運動が嫌いで

          【NOVEL】体躯の日 第6話

          【NOVEL】体躯の日 第5話

           足元にある空気清浄機がうなり出す。俺は密閉された一室で寝泊まりすると、鼻が詰まり、喉が渇いてしまう。  ここは駅に近く立地も良い。フロントマンは、やや説明不足ではあったが、とても感じが良い。ベッドも快適であり、大浴場も清潔感があり満足のいくものであった。昨夜、無料で提供された夜食のうどんは、小腹を満たすには丁度良く、学生の俺には大変有り難いものであった。今度来る時には、ぜひ禁煙室を予約してみたいものだな。  おそらく、朝の喫煙者というのは、円卓に灰皿を置いて、肘掛椅子に浅く

          【NOVEL】体躯の日 第5話

          【NOVEL】体躯の日 第4話

           俺は首だけを動かして、枕に擦りつけるように顔を反転させ、恐る恐る薄目を開けた。判断出来るものは、あまり多く無かった。普段、近眼であることに大した不便を感じなかったが、このような緊急事態になると、極めて情報弱者になってしまう。  ぼんやりと眼前に写る玄関には、人影すら無い。昨夜、肘掛椅子に置いていた鞄は、行儀良く座っていた。こんな簡単な動作に、つまらない心配をしていた。悪い癖だ。どうやら、事細かに状況を飛躍し過ぎてしまったようだ。  というか、泥棒は何をやっているのだ。そもそ

          【NOVEL】体躯の日 第4話

          【NOVEL】体躯の日 第3話

           だが、ホテルの一室で事件が起こった場合、住居侵入になるのだろうか。いや、そんなことよりも、俺が洗面所にいる奴を殴打したとして、それが正当防衛になるのかという疑念が生じてくる。正直、洗面所にロクな私物は置いていない。仮に、未だ何も盗られていない状況で、相手に怪我をさせてしまったら、俺の心はそれですっきりするのだろうか。  …殴った拍子で奴が死んだらどうしよう。俺の腕力を想定して考える必要は無い。だが、犯意の有無を知らずに奴を殺めてしまった場合、その後の罪悪感たるや、想像しただ

          【NOVEL】体躯の日 第3話

          【NOVEL】体躯の日 第2話

           顔を枕に沈めたまま三度寝をしていると、ありもしない声がどこからか聞こえて来る。そんな声で目を覚ますのも不快であった。俺は、十分な睡眠を確保した段階で寝床を起き出たいのだ。未明の目覚めは不本意であったし、このような不意も勘弁してほしい。  その聞き覚えのある声柄と口調に、俺は自然と聞く耳を立てた。…身近で聞いていた気がする。俺も未だ寝惚けているのだろうか。いや、これはおそらく、身の回りを気にしていないことが原因だろう。友人の声を聞けば、そいつの顔がぱっと浮かんで来るものだが、

          【NOVEL】体躯の日 第2話

          【NOVEL】体躯の日 第1話

           ベッドスタンドの間接照明は、夜の灯火となって俺の顔を照らしていたのだろう。黄色灯が煩わしかったのか、それとも、慣れない寝床で眠りが浅かったのか。どちらでも良いが、未明の目覚めはもったいない。今日の天気はどうであろうかと頭を起こすが、縦窓から見える外の様子はぼやけてしまう。俺はひどい近眼だ。  外へ耳を澄ますと、かすかに雨音が聞こえて来る。ついていない。朝上がりすれば良いが、このままでは気分が塞ぎ込んでしまう。空模様に気持ちが左右されやすい性分、せめて今日の午前中は快晴になっ

          【NOVEL】体躯の日 第1話

          【PRIVATE】移住の決め手

          今回は「移住」についてです。転校や転勤、転職など、住む場所が変わるきっかけってあると思います。「思い切って環境を変えたい!」という自発的な場合もあれば、「不本意な異動で引っ越しせざるを得ない…」というケースであったり、いずれにせよ、人生のターニングポイント、節目になります。 先日、地元の友人から「仕事の関係で福岡へ引っ越す」というLINEが届きました。新天地でも頑張って欲しいです。 ただ、「移住」という言葉になると、どういうわけか「地方移住」や「海外移住」など、どこか遠いとこ

          【PRIVATE】移住の決め手