見出し画像

【IDEA】「組織として!チームとして!!どうかと思います!!!」

今回は「協力」する大切さを記事にします。チームワークと言い換えても良いと思います。因みに、タイトルの台詞は私が以前、務めていた職場で、ある先生が激怒して放った言葉です。

当時、職員室の雰囲気がとても悪く、事件は朝の打ち合わせで起きました。休職者が多く、そんな状況でも愚痴や陰口が多く、嫌々仕事をする先生がいたので、頭に来たのでしょう。怒鳴ったのは、女性の体育教師でした。

実は、学校というのは基本的に縦割り業務です。学年の仕事、教科の仕事、部活の仕事などで区分けされており、どうしても少数体制になります。下手すると個人戦になることもしばしば。自分に関係の無い業務であれば、たとえ管理職であっても、どこ吹く風といった具合になります。
教師は概ね、真面目で良い人ですが、年功序列の体制上、進んで仕事をする人がいたりいなかったり…という現場をこれまで沢山見てきました。

私もこの業界に染まっている手前、仕事が降って来るとまず「この仕事は果たして自分の範疇なのか」と、頭に過ぎります。
こうした考えがお互い強過ぎると、「皆で仕事を成し遂げる!」という感覚が薄れ、どこかよそよそしい職場になっていきます。

【動物だって協力し合う】

私は、大自然をテーマにしたドキュメンタリー映像を観るのが好きです。象やキリンなどアフリカのサバンナにいる草食動物は、大概、群れを作って生活しています。彼らは、生存するために団体行動を選ぶわけですが、群れから離れると生存率はぐっと下がります。これは肉食動物も当てはまります。

右のライオンが可愛いです。

メスのライオンは集団で狩りを行い、子育ても皆でやります。歳を取って狩りが出来なくなった仲間には、餌を分け与えて生活します。

たまたま一人なのでしょうか。
とても寂しそうです…

一方で、オスは種付けを終えると、群れから去っていき、一人で生きていきます。歳を取れば、単独で狩りをするのも難しくなるので、人知れず老いて死んでいきます。
人間も同様ですが、オスとメスの特徴は上記の場合が多いようです。

【仲間と協力するために】

下記3つは心掛けた方が良いと思います。
1、組織への帰属意識を持つ
組織を良くするための行動を常に考える。
職場でトラブルが起きたとき、我関せずとならずに協力し合います。

2、コミュニケーションにメリハリを付ける
仕事上の「報・連・相」と、ちょっとした「雑談」のバランスを整える。
前者だけでは、緊張感があり過ぎる職場になり、後者だけだと馴れ合いを生んでしまいます。

3、組織の中に「囲い」は作らない
職場に謎の軍団が発生することがあります。組合でもなければ、そうしたことは止めた方が良いです。やがて軋轢を生む原因になります。

まぁそうなんですけど…
安西先生、言い方ね。

【そのために”個”も育てる!】

一方で、「孤独が人を育てる」「群れから離れて己を磨く」といった自己啓発書があるのも確かです。あまりに極端なものは賛同しかねますが、私は一人の時間を有効活用するのが得意な方です。日頃の自己研鑽は、孤独との戦いの中で作られると信じています。若い頃、毎週のように同僚と飲み歩いていた私に、ある上司が「職場の人間関係は清潔にしろよ!」とぴしゃりと釘を刺してきました。時々思い出します。

講義形式の内容です。
たまに読み返します。

何かにぶつかる所まで行くより外に仕方がないのです。(中略)腹の中の煮え切らない、徹底しない、ああでもありこうでもあるような海鼠(なまこ)のような精神を抱いてぼんやりしていては、自分が不愉快ではないかしらんと思うからいうのです。

【私の個人主義】夏目漱石 著:講談社文庫 140頁より

上記の引用文は、筆者が自分本位に基づく生き方を強調する場面です。彼の場合「自分にはこれだ!」というのが小説でしたが、そこに辿り着くまで、一人悶々と考え抜いたようです。こうした内なる発見は、「協力」から得られるのは難しいと思います。

今回は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。これからも、参考になるような記事を投稿していくので、よろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?