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「条件付き」 感情的決定が大事

前回このような記事を書いた。



自宅介護現場で、感情的決定をすることの危険性と混乱、そして、論理的決定の重要性をといた。

今回は、前回の続きのような記事。



実際、感情的決定は危険である。といっても、これは私の経験則であり、難病ALSの介護をしただけにすぎないかもしれないが。

ただ、それでも感情的決定がとんでもない威力を発揮することもある。過去の偉人たちを見ても、それはうかがえる。

新型コロナウイルス禍において、世界各国のリーダーたちがいい例だ。ドイツのメルケル首相やイギリスのジョンソン首相、ニュージーランドのアーダーン首相は名高い。


「感情で人を動かせる」人とそうでない人の違いはなんなのだろうか。


それは、「日常と責任」である。


これは紛れもないだろうと感じる。

→日常とは、その人が普段を何をしてるのかということだ。普段嘘つきな人の感情的決定で動くのか?普段を何もしない人が急にリーダーっぽくしても、出てくる言葉は「は?」である。

この「普段」があまりにも大事だ。

松岡修造さんは、普段からおかしいぐらい暑いことは有名だ。その人に「できるできる!!!」と言われることと、一緒に働いているだけの会社の同僚に言われるのとでは大違いかもしれない。

ただ、会社の同僚が普段からお互いに発言し合い、真摯な行動を取ったり、結果を出していたら、そっちに乗るかもしれない。

日常の所作が感情的決定の「感情」の根拠になる。


→責任も同様だ。大事なプロジェクトを進めている中で悩むことが出てきたとする。どうすべきかと思っていたところに、上司が「俺が責任取るから、思った通りやれ!」といわれると自信を出し、頑張れる。

でも、上司が、「間違ってもお前の責任だから、ちゃんと考えろよ!」なんていわれると決定にも自信無くすし、何より働くことにも自信をなくす。

まあ、責任感を持って仕事をすることは間違いないのかもしれないが。 


論理的決定は条件や根拠が必要である。ただ、感情的決定にも条件付きであることは間違いない。




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