なおコーラ

好きなものは好きって、それだけ。

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好きなものは好きって、それだけ。

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はじめに。

noteはアプリがあるって聞いたので登録してみた。 それまでブラウザ開いて読んでいたのでくっそ面倒だったけど、これで読んだり書いたりすることが出来るらしい。 小さな頃から飽き性で、日記を書くのはもちろん続かないし、ピアノを弾くのもそろばんを習うのも書道も英語教室も全部、姉の影響で始めたは良いがやっぱり続かなかった。書道だけは10年くらいやったけど、今も字が綺麗かと聞かれたら全く自信ないし、そもそも書道で上達したのは草書と行書だから今後の人生で発揮されることも無さそうです。

    • 思い出した夜に

      会いたい人がいる一方で、会わなくなってしまった人のことを思った日。 自分の人生で心を通わせる人たちはそう多くなさそうだけど、それでもその全ての出会いが一生続くものではないことも今はじゅうぶんに分かっている。 恋人でも、友達でも、奇跡のような巡り合わせで一度はとても分かり合えても、タイミングや転機ですれ違ってしまうことが少なからずあって、そのまま離れてしまうことも更に少なからずあって、そういうとき私はすんなりそれを受け入れてしまいます。 追いかけたり、説明したり、そうした

      • 1/100

        何もないことが全て。今目の前にいることが君への全て。 本屋ばかりを巡る日。 身支度に思ったより時間がかかってしまい待ち合わせに遅れる。しかし背が高いので見つけやすいのは毎度助かる。走ったせいで汗が止まらない10月の始め。 改めて顔を見上げると今までで一番個性的な髪型な気がするが似合っていると思った。起き抜けの寝癖も見てみたくなるよと思う。そのレンズ越しの私はいつもより透明感があるはずだと思うくらいの水色。水泳のゴーグルみたいなやつじゃなかった。 さっそく大型書店に向かう。

        • 日記

          目が覚めてしまったから、忘れないうちに。 今日は久しぶりに遠くに行った。遠出。 待ち合わせはスムーズに行く時とそうでない時があって、今日はそうでない時だった。 "都内でばったり会う"なんてことがたまにあるとして、あれは本当はすごい事なのかもしれない。 知らない場所に初めて行く時の高揚する感じは何とも言えない。流れる景色はどんどん開けていく。初めて聞く発車メロディ。思っていたより電車もあっという間だった。 子どもの頃は誰にでもあるのに、私とあなたの子どもの頃は全然違ってて

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        はじめに。

          微睡

          心が揺れると、ことばが溢れることに気づく。 穏やかな生活の日々にはない感覚。 傍にいてほしい訳でもなく、寂しい時に慰めて欲しいわけでもなくて、 私が居て欲しいと思った時に隣にいてほしい人。都合の良い人。 失いたくないと思った瞬間から、言いたい事が言えなくなる呪いにかかる。 本音が言えない、キリがない想い。大事にしたいって独占欲と相まって夢から醒めちゃう。 詰まらないなんて無駄だよ。本気で好きってのも面倒。 好きの手前が一番好き。 最中はいっつも知らない感情が剥き出しにな

          もうすこし

          秋になると思い出す人がいる。 一周すら季節を繰り返せなかったくせに記憶だけは鮮明に写していった人。 初めて二人で待ち合わせをした秋の始まりと、春の始まりに実家に帰ると見送った東京駅までの数ヶ月。 映画の前にドーナッツを食べたり、宇多田ヒカルの新曲を電話口で歌わせられたりまぁ好き勝手だったよなと思うけど、きっとその何倍も私は好き勝手だったかもしれない。 もう10年目の秋です。 東京駅の改札で、もう会うことはないと気づいた様に一人で勝手に終わりにして、電話も出なくてごめん

          もうすこし

          夕方

          夜が来るのが一日ずつ早くなっていく。 薄暗くなったホームに電車が入ってきて足元が少し照らされる感じとか、夏には見向きもしなかったことが気になってしまう。 幸せだと思うことも寂しいと思うことも、慣れてしまえば日常になるのを知っているけど、それが悲しいことだとはいつの間にか思わなくなった。 些細なことでも繰り返しじゃなくて当たり前なんかじゃないって分かるうちに伝えておきたい事が本音だとしたら、君に言うことは何一つ正直じゃないかもしれない。 昨日と今日とでさえ考えてることが

          秋の匂い

          すっかり秋が来て、夏の出来事が遠い昔に帰ってしまった。 まだ思い出せるけど、君は今何してるんだろう。ぼんやりと同じことを繰り返し思ううちに数週間が経った。 進んだ分戻れなくなって、関わるほど色濃く記憶に残ってしまうのにまた会いたくなるのは多分…そう。何なのか分からない。分からないままにしておくのは日持ちしないケーキを冷蔵庫に入れておくのと同じこと。悪いことじゃないけど、長引かせて良いものかも分からない。 どうしても寂しくなるまで、と大切に取っておいた思い出を、いつ開けてし

          深夜のファミレスで思うこと

          好きな人の声が好きだ、と思う。 今日も良いことがひとつありますように。 知った気になってはいけない。あなたのこと。私のことも少しも知らないくせに。 それでもたった1%知ることができて嬉しくなるのは、恋なんかじゃないもっと特別なことだと思いたい。 昔聞いていた曲が新しい意味を連れてくる時、私が悲しい顔をしなくて済むのは間違いなく君のおかげで、だけどそれを伝えたら困らせてしまうかもしれないから黙っておく。 次に住むなら広いベランダのある部屋が良い。 雨が降っていても外で本を

          深夜のファミレスで思うこと

          好きな写真

          寝起き。 ふと、もうずっと更新していないInstagramの写真をベッドの中で見返していた。 映え的な要素は一切ないわ、いいねも殆どないけど、 ただひたすら目の前の愛おしい時間を写していたことだけを思って懐かしくなった。 昔住んでた家のベッドからはみ出る君の足 狭い台所で食べた棒アイス 写真を見ると思い出がぶわっと蘇って、何とも言えない気持ちになるのはいつだって季節のせい。 カメラは結局のところなんでも良いと思っていて、一眼でもインスタントでもiPhoneでも。だけど、

          好きな写真

          頭痛。 昨日から急に肌寒くなって、そう言えば夏の始まりも秋の気配も雨が降るからだと思う。 雨の日の思い出も沢山あるから特別嫌いでもなくて、でも今日みたいに肌寒い朝は、もう終わってしまったことを無理矢理でも仕舞わなければと言われてる様な気がする。 新しいことが始まる度に終わりが色濃くなるのはいつまでも留まっていられないからで、だから何度でも会ってまた新しい記憶が必要なんだよ。 ------------------- 熱が続いて薬の量が尋常でない。レントゲンを撮った肺は

          とくべつ

          もうすぐ8月が終わる。 今年の夏は特別だったなぁーと思い返してる。 あと何度思い出せるだろう。 知らない場所に行くこと 会いたい人に会うこと 太陽の下を歩くこと 風を感じること 空気の匂い 見たものと感じたことの全て すごく楽しかったから、 ありがとう。 秋は、ちゃんと勉強して、ちゃんと来年には資格とります。

          日記。

          ワクチン2回目接種を終えて帰宅。 三週間前の1回目はちょっと緊張もあったけど、副反応も越えてコツを掴んだので今回はなんてことなかった。 と思ったら前回より痛かったな〜注射。 子供の頃から注射で泣いた事がないのは、"泣かない子はエライ"と勝手な事言う大人たちの期待に応えてきた証。 泣きたい時にちゃんと泣ける大人になりたいと、大人になった大人もまた勝手な事を言う。 接種後4時間後には腕が痛くなったり熱が出たりするという前回の自分データがこちらにはあるので、 速やかに買い出

          プチサンボンの香り

          中学生の頃は学校指定の紺色をした冴えない制服を正しく着こなす学生で(リボンくらいあったら可愛かったのに)こっそりスカートを一巻きだけ折って膝が見えるか見えないかくらいの背伸びしかできなかった。 中二も終わりに近づいた冬、いつも通りこれも学校指定の紺色のピーコートを着て登校していたら向かいから見覚えのある同級生の姿が見えた。 見えた、というより、強烈に視界に入ってきたという方が正しいくらいに彼女は周りの生徒と一線を画していていた。 真っ赤なダッフルコートを着てこちらに向かっ

          プチサンボンの香り

          久しぶりに会えた時、もっと良く見ておけばよかった。といつも思う。 旋毛はどこにあったっけ、どんな爪の形だったっけ。 いつまで経っても何も知らないままかもしれない。 自分のことが誰なのか分からなくなる。 本音が本音なのか自分でも分からなくなったら一体この入れ物は誰の何なんだろう。 発しなかった言葉たちは結局誰のものなんだろう。 一年のうち大半は画面の文章越しでしか繋がれなくて、それでも脳内で再生される記憶はまだ美しいままです。 何処にいても、どんなに離れていても、傍にいると

          例に漏れず

          寝相が悪いので、明け方は布団を被っていないことが多い。真夏以外は肌寒くて目が覚めるから、いつも隣には布団をかけてくれるヒデ爺か、きちんと布団を被った愛しい人がいてほしい。そっと潜り込んでくっついて、解凍させていただきたい。 もうずいぶんと昔、大好きな恋人がいるのに好きになりかけた人がいた。 その人とは二人で会ううちに当たり前のように家に上がり込んで深い仲になったけど、その後も付き合ってる人がいるかどうかはお互い聞かなかったし、そもそも昼間に二人で会うことは殆どなかったと思う

          例に漏れず