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〜2019年_毎日ログ

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考えたことなどを、適当にぽいぽいしてます。不定期更新。
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2019年6月の記事一覧

余計なものを、捨てていく

余計なものを、捨てていく

いつからだったのか、それとも生まれ持った性質だったのか、それはもはやわからない。けれどとにかく数年前までのわたしは、なんだかいろいろなものにがんじがらめに縛られて、とてもとても生きにくかった。

最後に勤めた会社を辞めて、なんやかんやでフリーになって、なんとかそのままやってこれて今に至る。フリーとして活動をして2年が経過し、今は3年目になったわけだけれど、その間にわたしはどんどん余計なものを捨てて

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母は娘に過去の自分を重ねる

母は娘に過去の自分を重ねる

母とは、わたし。娘は、わたしの娘のことだ。

わたし達は似ている。顔もそうだけれど、中身も。息子は夫似なので、うまいこと分かれるものだなあと感心してしまう。

だからだろう。娘の考えることが手に取るようにわかることもあれば、わたしの人生をなぞるような娘の言動に危うさを覚えることもある。

例えばわたしは、小さな頃から人付き合いが得意ではなかった。といっても、まったくできないとか友達が一人もいないと

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さよならは、自分で。

さよならは、自分で。

「また始まったよ」

そう夫が苦笑したのは、これまでに何度あっただろうか。

わたしはすぐに周りの影響を受けるし、思い込みが激しいので、何かっていうとすぐに「やりたい!」「いいなー!」と言い出す。興味関心があっちこっちにいっては、やり始めなければ気が済まない。そういうところがある。

そして大抵、あまり長続きせずに終わる。わたしには「趣味」と呼べるものがほとんどなく、代わりに「マイブーム」がかわる

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雑談とインタビュー

雑談とインタビュー

ライターの仕事はものを書くことだ。けれども、書くのは全体のほんの一部で、実は書く前段階の「準備」にこそ意味があり、時間がかかるものなのだとも言われる。

この準備のことを、ざっくりと括れば取材と呼ぶ。で、取材にもいろんな方法があるのだけど、わたしは特にインタビューが好きみたい。

もっとも、そう感じるようになったのはわりと最近。なにせわたしは、おしゃべりがとんと苦手な人見知り属性なのだ。もっとも大

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「楽しい」というラベルを貼る

「楽しい」というラベルを貼る

とあるアニメを見ていたら、主人公の少年が涙しながら、「この気持ちはなんなんだろう」と呟いた。

幼い頃に親に捨てられ、施設でも虐待され、ずっとそこの施設長を恨んできた。それなのに、実は施設長は彼のことを大切に思っていたのだーーなんて話だった。

施設を出て強く生きていた少年が、次に施設長と再会した時、施設長は死んでいた。真実を知り、かつて憎んだ人の死を知り、「それでも許すことはできない。けれど」と

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一生懸命にやった方が楽しい

一生懸命にやった方が楽しい

運動会だった。

今年初めて保護者競技に出ることになったのだけど、「ゆるーく走ればいいのかな」という事前の目論見は大きくはずれ、1/4トラックを何年ぶりかの全力疾走するはめになった。

なぜそんなことになったのかと言うと、答えは簡単で、周りの保護者がガチで走っていたからだ。

「スタート」の掛け声と同時に、弾丸のように飛び出すお父さんたち。ついさっきまで子どもたちの徒競走を見ていたせいもあって、そ

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