【育児】発達検査を受けました
こんにちは、もももと申します。
3歳11ヶ月の息子が発達検査を受けましたので、今回は検査結果ついて書きたいと思います。
まず、その前にご報告です。
今回の発達検査で晴れて「自閉スペクトラム症を持つ息子の母」という肩書を手に入れました( ;∀;)
まぁ・・・そうだろうなと思っていたので、むしろ発達グレーゾーンのまま、本人の努力や甘えの問題として括られるよりは、はっきり症名が付いて良かったのかなと個人的には感じています。
*あくまで私いち個人の感想なので、ASDと発達グレーゾーンのどちらの方がいいなんて全体について断言するつもりも、意図も全くありません。
ただ症名が付こうが付くまいが、あくまでも「息子は息子」なので、今まで通り過剰に意識はせずに、今目の前にあるものを見つめながら引き続き子育てを楽しもうと思っています。
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さて、ここからは今回の発達検査の結果と、私が感じたことについて書いていこうと思います。
まずは今回の発達検査の結果です。
発達検査や発達支援などに詳しいわけではないので、基本的には小児科の先生やスタッフの方から見聞きした内容をそのまま書く形になります。
▼息子の発達検査結果(2回目)
【新版K式発達検査】
生活年齢 :3歳11ヶ月(現在の年齢)
①姿勢や運動 :3歳1ヶ月相当(指数79)
②見てわかる力:2歳5ヶ月相当(指数62)
③言葉の力 :2歳5ヶ月相当(指数62)
◎全領域 :2歳5ヶ月相当(指数62)
※( )内は発達指数です。
※発達指数=発達年齢÷生活年齢×100
※定型発達を100としたときの指数
▼自閉症スペクトラム症における息子の特性
①社会性の問題
・全体的に人よりも物への関心が強い
(物の名前は覚えるが人の名前は覚えないなど)
・周りに注目して合わせることや、相手との
コミュニケーションを取ることへの関心が薄い
(=言葉の遅れに繋がっている可能性)
②こだわり・固執の問題
・気持ちの切替えが難しい
(想定外のことへの対応が苦手)
・自己コントロールが難しい
(我慢することや周りと合わせることなど)
現在3歳11ヶ月の息子ですが、総合的な発達年齢は2歳5ヶ月相当(実年齢▲1歳6ヶ月)で発達指数は62。
知的発達の境界域が指数70~とのことで、現状では軽度の知的発達の遅れを伴う自閉スペクトラム症という診断になるようです。
ちなみに、1回目の発達検査の際は実年齢2歳4ヶ月、発達年齢1歳5ヶ月。発達指数62だったので、指数自体は2回目も変化なしでした。
今回の検査結果を受けて、素直に感じたこと。
実年齢に対して発達年齢や指数が分かることは、保育園など対外的な場面で第三者へ息子の状況を説明する際に、数値として客観的に状況を伝える上では良かったのかなと思いました。
確かに「自閉スペクトラム症」や「発達障碍」などの症名が付くことで、相手に先入観を持たれるというデメリットはあるかもしれませんが、少なくとも変な根性論や努力神話の犠牲になるよりはマシかなと思っています。
ただ、今回の発達検査で保護者の立場として何か収穫があったかと言われると、現状はあまりないかな、というのが素直な感想です。
希望して検査を受けたのだから、贅沢は言えないのですが(^^;)
というのも、発達に凹凸があることや、人への関心が薄いことは、息子の日常を見ていれば嫌というほど理解できますし、それを改めて数値として聞かされても「そうだよね。」という単純な感想しか湧きませんでした。
個人的に知りたかったのは、息子の平均的な発達年齢ではなく、「出来ること」の発達年齢や指数が定型発達の閾値に達しているのかどうか。
本当はこちらのほうが知りたかったのだなぁと、発達検査や先生からの説明がひと通り終わった後に気づきました(^^;)
自閉スペクトラム症の特性もあって、興味があることと、興味が無いことの凹凸の差がかなり激しい息子。
全体の発達年齢が2歳5ヶ月相当であっても、当然全てにおいて遅れているわけでも、出来ないわけでもありません。
発達検査でも特に感じましたが、「出来ない」のではなく、そもそも興味が無くて「検査として成立していない」ものも多いと思いました。
例えば、逆さのコップ3つのうちの1つにボールを入れて場所を入替え、ボールが入っているコップを当てる検査。
息子は検査自体に興味が無く、勝手にコップを3つとも重ねて遊びだしてしまい、検査結果としては「出来ない」と判定されてしまいます。
また、「〇〇(息子)くんの苗字は何ですか?」という質問。
これも、日常会話での語彙が少ない息子。そもそも苗字を使う機会なんてほぼありません。
「出来ない」というよりは、「知らない」が正解だと思いますが、これも検査では「出来ない」と判定されてしまいます。
社会性を含めた意味合いでは確かに「出来ない」のかもしれませんが、それは能力としての「出来ない」とは決してイコールではないと感じます。
実際、息子が遊びの最中に隠したものを探すことは「出来る」し、自分が既に知っている名前や年齢を答えることは「出来る」のです。
興味が無いことが原因で「出来ない」けれど、本来の能力的には「出来る」のであれば、単純に「興味が無くて出来ない」ことを捨てて、「興味があって出来る」ことに特化して伸ばす子育てをしていけば良いのではないか。
自閉症スペクトラム症の特性は息子が持っている個性であって、凹凸があること自体はどうすることも出来ないこと。
だったら、興味が無いことはいったん置いておいて、興味があることを集中的に伸ばせば、いずれ社会で戦うことは全然可能だと思うのです。
そのためにも、平均的な発達指数がどうなのかよりも、息子が興味を持って臨むとが出来ることに対しての発達指数がどうなのか。
凹凸の「凸」の部分の能力値をきちんと把握することが大切なのではないかなと思いました。
能力と興味さえ揃えば、自閉スペクトラム症
でも出来ることは絶対にあると思う。
ただ、今回の発達検査結果の説明では残念ながらこの「凸」の部分に焦点を充てた説明はほとんどありませんでした。
なんだか少し説明が難しいですが、療育や発達支援の先にはあくまでも就学や就職などの「普通」がゴールとして見据えられていて、本当の意味で「本人らしく社会で生きる」という視点は、現状ではあまり重視されていないように感じました。
個人的には興味に凹凸があって、出来ること、出来ないことの差が大きいのであれば、出来ないことを必死で補って「普通」を目指しても、定型発達の子達と社会で戦っていくのは正直難しいのではないかなと感じています。
だったら、早い段階で「強み」に振り切った教育をしていった方が、将来的には本人らしく社会で活躍していくことが出来るのではないかと。
これが正しい判断なのか、正解なのかどうかは分かりません。
ただ過去の記事でも繰り返し書いているように、私はこの特性を持った息子を無理やり「普通」の枠に収めたいとは思っていません。
せっかく特性を持って生まれてきたのですから、それを活かした形で本人が社会で生きていける道を親として一緒に模索したいと思っています。
どこにも正解や答えが書かれては無いですし、現状は息子の可能性を信じて進むしかありません。
「信じる」
正直先が見えない不安もあって、なかなか難しいことですが。
それでも、息子の「出来ること」に焦点を充てつつ、息子が将来手持ちのカードで全力で戦っていけるように、親としても全力で支えていきたいと、今回の検査を通して改めて思いました。
嘆いていても何かが変わるわけではないので、出来るだけ前向きに、時々後ろ向きで、基本楽しく息子と成長していこうと思います(*^^*)
経過については都度、記事として投稿していきたいと思っています(*`・ω・)ゞ
参考にはなるか分かりませんが、温かく見守って頂けると嬉しいです(ノД`)💦
*発達検査に対する思いは、あくまでも私の主観によるものですので、もし読んでいて不快な気分になられた方がいらっしゃいましたら、大変申し訳ございません(^^;)
こういう風に感じる親もいるのだなと、温かい気持ちで読んで頂けると幸いです。
つたなくお見苦しい文章かもしれませんが、最後までお読みいただきありがとうございました(*^^*)
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