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お腹タイプ診断と「避ける」食材リスト

こんにちは、ナナです。
アーユルヴェーダの食事法やライフスタイルを発信しています。

「下腹がパーンと張る・・・」
「お腹が弱すぎると感じる」

「最後にお腹がスッキリしたのはいつだろう?」
改めて考えると思い出せないレベルになっているあなたへ書いています。

読むと分かること

自分のお腹タイプと、合う・合わない食事

  • お腹タイプチェック

  • 避けるといい食、生活

  • 積極的に取り入れたい食、生活

※すべてアーユルヴェーダ術です。

この記事を書く私は

4年間、便秘と下痢を繰り返す「過敏性腸症候群(IBS)」になり、仕事もままならず、電車のひと駅もこわい、映画館もディズニーも苦痛でした。そこからアーユルヴェーダの食事法を学び実践を始めたら一週間で完治。食選びがハッキリしたことで格段に食が楽しくなりました。現在は講座や体質診断、YouTube「ヨガナナちゃん」で食事法発信中。


お腹タイプチェック

※現在に近いものを見て下さい
※ほかの体質診断と結果が違っても「いまの体調」で判断してOKです
(詳しくは体質改善の記事

✔️ヴァータ:便秘

  • スッキリ出ない、コロコロ

  • ガスが溜まってお腹が張る

その他:乾燥肌、疲れやすい、気が散りやすい、マルチタスクに追われる、焦ることが多い、冷え、貧血、立ちくらみ、月経不順、目の下のクマ

✔️ピッタ:ゆるい

  • 下しやすい、もくは快腸

  • すぐお腹が空く

その他:食欲が強い、イライラしやすい、顔が黄色くくすむ、暑いのが苦手、赤いニキビができる、短時間の睡眠

✔️カパ:停滞感

  • お腹があまり空かない

  • 重く沈む便

その他:過度な眠気、むくみ、やる気が起きない、憂鬱、執着しやすい、ものが多い、脂肪がつきやすい

もとの体質に近づける

「もとの体質」と「いまの体質」の差

生まれ持った「もとのバランス」と、環境や生活でゆれ動く「今のバランス」があります。この差が開けば開くほど、自分のもともとのベストパフォーマンスが発揮されないと感じるようになります。

「増えた体質」がお腹のサインとして現れる

ある特定の食事ばかりが続いたり、ある環境に晒され続けるとそれに近い「質」が体の中で増えるようになります。増えた「質」によって、それぞれ特有の不調サインとして現れてきます。

避けるべき食、生活

✔️ヴァータ:乾燥、軽いもの、繊維質のもの

乾燥:パン、クッキー、シリアル、生野菜、コーヒー、緑茶、ドライフルーツ、ナッツ
軽い:断食、食べなさすぎる
繊維が多い:さつまいも、キャベツ、ごぼう、大豆、枝豆、玄米

もともとヴァータの人は、少食で消化力が弱い方も多いです。
またパンやシリアル、生野菜などの乾燥させる食べ物や、少なすぎる食事、食べないという食事を続けている人はヴァータ要素が増えていきます。

キャベツやさつまいもなどの「繊維質」の食材は、ヴァータの人は消化しにくいです。未消化のままお腹に留まれば「ガス腹便秘」になります。豆の食べ過ぎも同様です。


✔️ピッタ:刺激、熱を高めるもの

刺激:辛い食品、発酵食品、腐敗したもの、熟成チーズ、ナッツ、酸っぱい、精製砂糖、しょっぱい、揚げ物、焦げついたもの、汗をかきすぎる、攻撃的なスポーツ観戦
熱を高めるもの:玄米、イースト菌、ライ麦、長時間のサウナ、熱いお風呂、興奮や緊張が続く

ピッタは生まれつき「熱」を多く持つので、ちょっとしたことで燃えやすい。そして「似たものを好む」という原則があるため、熱くなることや熱を高めることが好きなのです。それゆえ、燃えすぎて自分を焦がすように、炎症をさせることが多々あるのです。ニキビや下痢がそのサイン・・・トホホ

発酵させて菌を増やした「チーズや納豆」も「刺激」としてピッタを増やします。(でもピッタの人はこういうのが好きなんですよね←)

✔️カパ:重さ・粘りを生むもの

粘りを生む:小麦(グルテン)、乳製品(特にヨーグルト)、納豆
重さ:砂糖、油の多いもの、さつま芋やかぼちゃなどの重い根菜、座りっぱなし、眠りすぎる(昼寝)

小麦と、もったりしたヨーグルト、ねばっとした納豆は粘性を増やし、消化しきれないと体の経路を詰まらせるといいます。鈍重感のあるときは避けるのがベストです。


積極的に取り入れたい食、生活

✔️ヴァータ:「温」「しっとり感」

適度な水分と油分を含む:ホットサラダ、スープ、煮物、炒め煮、オイルをつけてパンを食べる、クッキーは温かい紅茶と、コーヒーにオイルを入れる良質な油を使って調理する、みずみずしいものを食す

生活アイデア:温浴、乾燥させない(オイルケア)、焦らない

✔️ピッタ:「マイルドな甘さ」「苦み」

マイルドな甘さ:熟れた果物、さつまいも、かぼちゃ、人参、キャベツ、デーツ、ミルク、はちみつ、米、もも、バナナ、マンゴー

苦み:ケール、きゅうり、セロリ、大葉、茗荷、ゴーヤ、小松菜、ブロッコリー

生活アイデア:自分を甘やかす時間をもつ(趣味に没頭、マッサージを受ける、力を抜く)、静かめな運動(ウォーク、ヨガ、水泳、サイクリング)

✔️カパ:「刺激」「軽さ」

刺激:薬味(ネギ、大葉、生姜、茗荷)、スパイス(黒胡椒、マスタード、わさび、クミンなど)

軽さ:軽めの根菜(人参、大根、里芋)、くだもの全般、豆腐、柔らかめに炊いた白米、葉野菜

生活アイデア:新しい発見(通ったことのない道、冒険、興味をそそる勉強)、リズミカルな運動(ジョギング、ダンス、適度な筋トレ)

私がやったこと

今までズレていたなぁと思うこと

鶏肉や卵、サバをメインに、とりあえずサラダたくさん、朝はギリシャヨーグルトとりんご、納豆を食べるためにまとめ買い。おやつは低糖質チーズケーキ、ナッツ、プロセスチーズ。リアルにこれでした。私の場合「しっとり感」と「マイルドな甘み」が圧倒的に欠落していました。そのアンバランスでお腹が落ち着くことがずっとなかったのです。

やったこと

  • 甘みを思った以上にちゃんと摂ること

  • 油と水分を含める調理

むね肉や豆、ドライナッツや葉っぱでパサパサまっしぐらな体の状態だった私は、「潤うからだ」に導くため動きました。

■甘み

糖質を毛嫌いしていたのですが、思い切って摂り始めました。
さつまいも、かぼちゃ、人参などの「甘みのある根菜」を、だいたい両手のひら分くらい、1日で食べました。

また、米については消化力を回復させるために「キッチャリー」というお粥をよく食べました。(実はこれが劇的に効いた)

ちゃんと食べたら、お腹がまるっきり違いました。3日後には腹部の軽さを感じ、一週間で腸が「生まれ変わったか?」と思いました。

■油と水分を含める調理

生野菜サラダを一旦やめ、アーユルヴェーダ必殺の「蒸し煮」を採用。

フライパンにギーを敷き、甘い根菜や苦い葉野菜を刻んで入れ、油を絡める。岩塩とスプーン一杯の水を足し、フタをしてほっくり火を通す。
くったくたにしすぎないよう、ちょうど甘みが高まった頃に引き上げるのがポイント。みずみずしいままブラックペッパーを振って食べます。

水分を飛ばして焼いた野菜も美味しいのですが、お腹の回復には「しっとり感」が大切でした。

※おすすめレシピ
キッチャリー
人参とギーのポタージュ


まとめ

お腹のサインを見極め対処する。

  • サインに素直に耳を傾ける

  • 避けるべき食材を減らし

  • 補う食生活をとり入れる

体質のアンバランスに気づきその「差」を鎮めることで、体調がリセットされます。常にバランスはゆれ続けているということを忘れずに、「そのとき必要なもの」をチョイスしてみてくださいね。

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