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”一期一会の出会い”ぶどうの農作を体験🍇

こんにちは!七香です。

今回は、今までの投稿とは少し味が違う投稿を。💭

この夏、私がずっとやってみたかった「田舎で農作をする」という夢がついに叶ったんです!!

農作を体験して食べることのありがたみを学んだのはもちろん、
農作や田舎暮らしを通していろんな人に出会って親切にしていただいたことに、私はすごく幸福感を感じました。

そんな、人の温かみや農業体験の思い出を少しでもシェアできたらなと思い、noteに残してみます。

農業女子 Anechan

今回巡り巡ってお世話になった方々は、山形県にある「農業女子 Anechan」という団体。

農業女子 Anechanは、女性目線での農業の楽しさや現状を知ってもらうべく、農業をおこないながらマルシェの参加や食育の本を紹介する活動等をおこなっています。


農業女子Anechan代表 みちよさんにインタビュー

ーーお世話になります。よろしくお願いします!

農業女子Anechan代表 みちよさん(以下、みちよさん):
こちらこそよろしくお願いします。

ーーみちよさんの”農の楽しさ”というのは、どのようなことですか?

自分の理想のぶどうを育てられるということですね。

ぶどうって、品種がいっぱいあるんですよ。
うちで作ってるのは、20~30種類くらいですかね。

ーーそんなにやってるんですか!

そう、やってるんだけど、品種ごとに全然個性が違うくって。ぶどうって。
作り方も若干違うんです。
このぶどうは水が好きだとか嫌いだとか、そういうのを考えながら全部の種類の理想の形に成長するのが嬉しくて。

しかも、土地も違うんですよ。
ここは保湿力が高いとか低いとか。養分が多いとか少ないとか。
そこに、品種が違うものがくるとさらに違ってくる。

ーーいろんな違いがあるんですね。畑によってのぶどうの味の違いとかって、素人はわかるんですか?

どうだろう!わかる人はわかるかもしれないし、わかんない人もいるかもしれないけど。

ーーやっぱり見た目は変わってくるんですか?

見た目はやっぱり、こっちの園地の方が、ツブハリがいいよね〜とか
形だったりとか。
好みも違いますね。私はこっちの方が好きとか。

そんな違いが、おもしろかったりするんですよね。

ーーなるほど〜。。

あとこれ、種がないじゃないですか。

ーーそうですね!種なしぶどう。

これは種をなくしているんですよ実は。
ぶどうが幼果(実ができて間もない頃)の時に、ジベレリンっていう、ホルモン剤みたいなものに浸すんです。
要は、ぶどうに、種あるよー!という信号を送って、騙すんです。(笑)
だから種なしぶどうができるんです。

さらには、ジレベリンが反応する濃度や時期も品種によって違うんですよ。そういうマニアックな面白さがあるかな。

ーーみちよさんが思う、理想のぶどうってどんなのですか?

甘くて、香りのあるものですね。
香りがちゃんと、品種によって個性が際立つ作り方をしたいです。

あとは粒の大きさも。
やっぱり、人ってぶどうの粒が大きいと嬉しくないですか?

ーー嬉しいです!♡

だから粒も、できる限り大きい方がいいなと思いますね。
色もね、こういうものは、こういう色になるよという色にしたいし、
なかなか難しいんだけど、ぶどうの配列や形とか。

一番目指す形は、流線形で全部が揃うこと。なかなかできないんですけどね。


ぶどうの農作業の楽しさを伺い、さっそく農作業にチャレンジしてみました。

農作業に挑戦!

「高尾(ぶどうの品種)」の収穫作業

このぶどうは、虫や災害、病気から守るために透明のカバーがかけられています。
園地の中に自転車を置いているほど広い園地ですが、
一つ一つのぶどうに丁寧にカバーがかけられていました。

ワイン用のぶどう「種アリのデラウェア」の収穫作業

ワイン用のぶどうは、種なしぶどうではなく種ありのぶどうでした。その方が、美味しいワインになるらしいです。♡
味見したところ、酸味があっておいしかったです。

出荷作業

ぶどうを選別して、食べられないと判断されたぶどうは排除されます。
この時に、「ぶどう鋏」というのを使うんです!
ぶどう用の鋏があることに驚きです。
ぶどう鋏を使っている様子です♩


箱に詰めていきます。


こちらはぶどう「高尾」の選別作業に挑戦した様子です。
ちなみに、「フサ」(ぶどうが一房そのまま🍇)として販売できないものは、「ツブ」(ぶどう一粒)として給食用に送られます。

ぶどうは収穫後、新たに一年かけて育つんだそう。
私が携わった農作体験というのは、”ほんの”一部ということなのです。

一年の頑張りがようやく形となって美味しいぶどうが完成することもあれば、
熊に150キロ分食べられて、ままならなくなってしまったというケースも。

ぶどうが育っていく過程に携わり、苦楽を共にしてぶどうを私たちのもとに届けてくださっている方々がいることを、目の当たりにしました。

収穫作業などの他にも、草刈りやビニールハウスの補修・雪掻きなど、作業は想像以上にたくさんあります。

Anechanの皆さんに、農の楽しさを聞いてみた!

カルメンさん

ーー農作は楽しいですか?
とても楽しいですね。

ーーどんなところが楽しいですか?
どういうぶどうができるかを想像して作業するのが楽しいです。
これはぶどうに限らず、野菜でも花でも。🌻

あいさん

ーー農作をやってどれくらいですか?
5ヶ月です!ここ(Anechan)に来てやってるのはまだ3週間ほどなんです。

ーー他にはどんな農作をされたんですか?
田植えと、さくらんぼです。

ーー農作の楽しいところはどんなところですか?
マスクを外して思いっきり汗をかいて、自然を楽しんで終わった後にビールを飲むことです!暑いなか作業してその後に飲むのめっちゃ最高ですよ!幸せです。♡(笑)

あいこさん

ーー農作に携わって何年くらいですか?
1年8ヶ月くらいかな?

ーー農に関わることは何かされていましたか?
何もしてないですね。自分でベランダ菜園みたいな感じではやってたんですけど。

ーー農作の楽しさはどういうものだと思いますか?
自分がやったことが結果として返ってくることが楽しいですね。それと、生きてる!!って感じがします。


私が感じた”農の楽しさ”

私が楽しいと感じたことは、
農作業を通して、作業をしながらいろんな方々と出会いお話しできたこと
シンプルにまとめてしまいましたが、やっぱりこれに尽きました。

出荷作業や収穫作業は、暑さや虫などの対策も必要。力仕事が必要な時もあれば、同じ作業を永遠に繰り返す時もあります。
そんな中で、他愛もない話であったり、農作業について教えてもらったり、高畠町(山形県)のおいしい料理を教えてもらったり、将来の夢について話しあったり。
農園で出会ったいろんな方とお話しして、今は農園が一つの故郷みたいに思えるほど、温かい場所になりました。

これからできる私の農作業

農作業を体験し、改めてこのような体験は貴重だと思いました。
これからできる農作業へのアプローチ方法を紹介します。💁‍♀️

①これからも、このような農作業のお手伝いをたくさんしたい!!
今回私が田舎で農作をしたいという願いが実現する経緯に至ったのは、
田舎ホームステイという運営の窓口からでした。

このような窓口が増えることにより、若者でも農作に親しむ機会が増えるのではないかなと思います。

かけがえのない体験を、ぜひみなさんも経験してみてください。🤝
私も自分のペースに合わせながら、時間を見つけてこれからも農作業をやっていきたいです。


②家庭菜園など、できることから。

ベランダで育てたミニトマト🍅
ベランダで育てたペパーミント🌱

これまでやってきた家庭菜園たちです。
農園の皆さんから、農の楽しさとして
「食物が成長していく過程を見るのがすごく嬉しい」と伺いましたが、
私も家庭菜園をしているとき、種から育てたものがどんどん成長する嬉しさを実感したんです。🌱
次は何を育てようか考え中。🤔


③食べ物に感謝して、大切にする。

農作業や家庭菜園ができなくとも、
やっぱり、食べ物に感謝するということは生きる上で大切なこと、
だと思います。


農をやっている方々は、とにかくギブ精神。
たくさんのことを教えていただきました。

教えていただけること、貴重な体験をさせていただけたこと、
素敵な一期一会の出会いに感謝の気持ちでいっぱいです。

私も、たくさんのものを与える人になれるように、これからもいろんな経験を積んでいきたいです。

農業女子Anechan のみなさん、高畠町のみなさん、ありがとうございました!

🌟関連ページ🌟

・農業女子Anechan facebook

・田舎ホームステイ ホームページ




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