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なな艸花仕事

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ゆるゆるっとお花の仕事をしています。 その記録をこちらに。
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#なな艸

なな艸花仕事 9 紫陽花と金糸梅の花生け

なな艸花仕事 9 紫陽花と金糸梅の花生け



今ちょうどお茶室の庭で咲き誇っている、青い紫陽花と金糸梅。
仕事のあと手持ちのバケツに生けました。
梅雨の晴れ間。
爽やかな青と無邪気で屈託のない黄色の組み合わせ。
ジメジメしたい気分が吹き飛ぶようなアレンジになりました。

なな艸花仕事 8   つくばいに紫陽花の花

なな艸花仕事 8   つくばいに紫陽花の花

先日の茶室の庭メンテナンス日は、ちょうど茶道のお稽古日と重なりました。

生えてはいけない場所に芽を出してしまったサルトリイバラがあり、葉の形がしゅるんとエレガントなので、捨て置くには勿体無く。
先生にお聞きすると、特に決まりごとはないというので、入り口のつくばいに、ちょうど咲き始めた紫陽花と、ドクダミを生けさせていただきました。

なな艸花仕事 7   春菊の花のリース

なな艸花仕事 7   春菊の花のリース

昨年再生野菜の春菊の花で作った小さなリースです。

シュワシュワっと流れるような葉はよもぎ。

ネムの木の葉や庭のビオラなど、全て身近な素材で作りました。

なな艸花仕事 6  茶会での植物監修  八畳間の花生け

なな艸花仕事 6  茶会での植物監修  八畳間の花生け

数寄屋造りの常安軒八畳間は、当初摘み草弁当を召し上がっていただくお部屋になっていましたが、雨のため野点が叶わず、急遽薄茶席に変更となりました。

床の間には「雪乃福」による花器が予定されていて、茶会前日に初めてその花器とご対面。

雪乃福というのは、彫刻・漆芸家の後藤慶大 さんと、金属造型作家、デザイナーの福成三太さんによる工芸作家ユニットで、竹の部分は後藤さんが、落としの部分は福成さんがそれぞれ

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なな艸花仕事 4  茶会での植物監修  離れの床の間飾り編

なな艸花仕事 4  茶会での植物監修  離れの床の間飾り編

宝庵では数寄屋造の母屋の奥に夢想庵と呼ばれる一畳台目の離れがあります。

打ち合わせの時にお聞きしていたのは、ここで行われる濃茶席で淡い桃色の重菓子をお出しするということでした。

違う色合いで菓子を引き立てるか、あるいは同じ色目で全体を馴染ませるか。

そんなことをぼんやりと思いましたが、茶会前日の生け込み時に庭で咲いている花と相談すればいいよねと、全てを天に任せることに。

生け込み2日前、宝

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なな艸花仕事 3  茶会での植物監修  花遊び編

なな艸花仕事 3  茶会での植物監修  花遊び編

北鎌倉にある古茶室宝庵で4月27日に開催された裏千家のお茶会に今回、企画から関わらせていただいたのですが、それがとても楽しかった!

お客様の動線を考慮しながらの構成から始まり、全体のバランスを考えながらどう飾っていくか、重菓子のカラーに合わせた器と花の選定などなど。

トップの写真は、お茶席にご案内する前に、みなさんに花遊びをしていただいているところです。

1週間前に竹を切り出し、鎌倉彫の木地

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